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適用先 SUSE Linux Enterprise Server 11 SP4

3 IBM POWERへのインストール

この章では、IBM POWERシステムにSUSE® Linux Enterprise Serverをインストールするための手順について説明します。

3.1 要件

標準のインストールでは、256MB以上のRAMが必要です。標準システムのインストールでは、2.0GB以上の空きハードディスク容量が必要です。

3.1.1 ハードウェア要件

SUSE® Linux Enterprise Serverオペレーティングシステムは、多彩なハードウェア上で動作できます。ただし、ここでは、計画段階で役立つガイドを提供するため、最小要件を示します。

所定のコンピュータ構成が機能するかどうかを確認する場合は、SUSEが認定したハードウェアのデータベースを調べます。認定ハードウェアのリストについては、http://developer.novell.com/yessearch/Search.jspを参照してください。

SUSE Linux Enterprise Serverでは、以下に挙げられていないIBM POWERシステムも別途サポートしていることがあります。最新の情報については、http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/lnxinfo/v3r0m0/index.jsp?topic=%2Fliaam%2Fliaamdistros.htmからLinuxのIBM情報センターを参照してください。

IBM FixCentralで最新のファームウェアを参照してください(http://www.ibm.com/support/fixcentral/)。製品グループパネルからお使いのシステムを選択します。

以下にリストしたシステムはすべて、PPC64カーネルで動作しています。

3.1.1.1 IBM POWER7 Systems

POWER7 systems
  • Power 710 Express

  • Power 720 Express

  • Power 730 Express

  • Power 740 Express

  • Power 750 Express

  • Power 755

  • Power 770

  • Power 780

  • Power 795

POWER7 BladeCenter Models
  • IBM BladeCenter PS700

  • IBM BladeCenter PS701

  • IBM BladeCenter PS702

  • IBM BladeCenter PS703

  • IBM BladeCenter PS704

3.1.1.2 IBM PowerLinux Systems

  • IBM PowerLinux 7R2

3.1.1.3 IBM POWER5およびPOWER6 Systems

POWER5 Systems
  • OpenPower 710

  • System p5 520

  • System i5 520

POWER6 Systems
  • IBM Power550

  • IBM Power570

POWER6 BladeCenterモデル
  • IBM BladeCenter JS12

  • IBM BladeCenter JS22

  • IBM BladeCenter JS23

  • IBM BladeCenter JS43

3.2 準備

このセクションでは、実際のインストールの前に実行する必要がある準備手順について説明します。インストール手順は、使用されているシステムによって異なります。次のマニュアルを参照してください。

多くのシステムまたはパーティションにSUSE® Linux Enterprise Serverをインストールする必要がある場合は、ネットワークインストールソースの作成をお勧めします。同じソースを、複数のパーティションまたはシステム上での同時インストールに使用することもできます。ネットワークインストールソースの設定については、14.2.1項 「YaSTを使ったインストールサーバのセットアップ」で説明されています。

インストールは、VNCクライアントで制御できます。VNCの詳細については、14.1.1項 「VNCによる単純なリモートインストール—静的なネットワーク設定」を参照してください。

linuxppc-dev のメーリングリストに参加するには、 の形式を使用してサインアップします。http://lists.ozlabs.org/listinfo/linuxppc-dev/次のリンクから、インストールの保守に役立つ情報を入手できます。

  • http://www.novell.com/support/products/server/ポータルは、問題解決の際に役立つ効果的なツールです。ある特殊なケースが重大な問題につながる可能性があるとSUSEが判断した場合に、随時、対応する記事が発行されます。PPCやPOWERなどのキーワードを使用して、ポータル内を検索できます。

  • セキュリティ警告については、http://www.suse.com/support/security/を参照してください。SUSEは、誰もが参加できる2つのセキュリティ関連メーリングリストも管理しています。

    • suse-security ‐ LinuxおよびSUSEに関するセキュリティの一般的な意見交換が行われています。このリストには、SUSE Linux Enterprise Serverに関するすべてのセキュリティ警告が送信されます。

    • suse-security-announce ‐ セキュリティ警告に特化されたSUSEメーリングリストです。

3.2.1 IBM eServer /p5モデル、System /pモデル、OpenPowerモデルへのインストールの準備

このセクションでは、IBM eServer p5システムにSUSE® Linux Enterprise Serverをインストールするための準備作業について説明します。ここでは、内蔵されたCD ROMドライブおよびネットワークを使用してインストールする方法について説明します。

また、このセクションでは、HMCを設定してシステムに接続していることを前提にします。ウィザードによるHMCの設定方法の詳細については、Configuring the HMC using the Guided Setup Wizardを参照してください: http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/systems/scope/hw/topic/iphai_p5/confighmcgs.htm?

3.2.1.1 IBM eServer /p5システムの最新機能

IBM eServer p5システムでは、システムのパーティショニングが可能です。これにより、1つのコンピュータ上で最大254までのオペレーティングシステムを同時に動作させることができます。これらのオペレーティングシステムは、LPAR(論理パーティション)にインストールされます。これらのパーティションの1つ(または複数)に、SUSE Linux Enterprise Server環境を含めることができます。

SUSE Linux Enterprise Server用のLPARを準備するには、最初にHMCを介してシステムを設定します。詳細については、IBMのドキュメント(http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/systems/scope/hw/topic/iphbi/iphbikickoff.htm)参照してください。

3.2.1.2 ハードディスクスペース

SUSE Linux Enterprise Serverのインストールに使用できる十分なハードディスク容量があることを確認します。標準システムでは、4ギガバイト以上の空きハードディスク容量が必要です。

3.2.1.3 インストールデバイスのLPARへの割り当て

SUSE Linux Enterprise Serverのインストールは、CD-ROMまたはDVDドライブから、またはネットワークインストールソースから実行できます。LPARでインストール処理に使用可能なCD-ROMドライブ、DVDドライブ、またはネットワークデバイスを作成します。

HMC: サーバ管理 —プロパティ
図 3.1: HMC: サーバ管理 —プロパティ
手順 3.1: CD-ROMドライブまたはDVDドライブのLPARへの割り当て
  1. HMCアプリケーションを起動して、Server and Partition › Server Managementの順に選択します。

  2. 使用可能なサーバから、インストール先のサーバとパーティションを展開します。

  3. インストールに使用するプロファイルを右クリックして、 プロパティ] を選択します。詳細については、 図3.1「HMC: サーバ管理 —プロパティ」を参照してください。

  4. 論理パーティションプロファイルのプロパティのダイアログで、Physical I/Oタブを選択します。

  5. 管理されたシステム入出力デバイスで、インストール用のバスからOther Mass Storage Controllerを選択します。このDVDドライブをパーティションに割り当てるには、Add as requiredをクリックします。

結果は、図「図3.2「HMC: 管理されたシステム入出力デバイス」」のようになります。

HMC: 管理されたシステム入出力デバイス
図 3.2: HMC: 管理されたシステム入出力デバイス

SUSE Linux Enterprise Server CD1またはDVD1をドライブに挿入します。

手順 3.2: ネットワークデバイスのLPARへの割り当て
  1. HMCアプリケーションを起動して、Server and Partition › Server Managementの順に選択します。

  2. 使用可能なサーバから、インストール先のサーバとパーティションを開きます。

  3. インストールに使用するプロファイルを右クリックして、 プロパティ] を選択します。詳細については、 図3.1「HMC: サーバ管理 —プロパティ」を参照してください。

  4. 論理パーティションプロファイルのプロパティのダイアログで、Physical I/Oタブを選択します。

  5. 管理されたシステム入出力デバイスで、インストール用のバスからPCI 10/100/1000Mbps Ethernet UTP 2-portを選択します。次に、Add as requiredをクリックします。

    仮想Ethernetアダプタを使用してインストールする場合は、IBMのドキュメントを参照してください。

多くのパーティション上にSUSE Linux Enterprise Serverをインストールする必要がある場合は、ネットワークインストールソースを作成します。ネットワークインストールソースの作成により、インストール時にCDを変更する必要がなくなります。さまざまなシステムの同時インストールに、同じソースを使用することもできます。ネットワークインストールソースの設定については、14.2.1項 「YaSTを使ったインストールサーバのセットアップ」で説明されています。

3.2.1.4 インストールの開始

インストールを開始するには、システムを再起動します。プロファイル名を右クリックして有効化を選択し、次のダイアログでOKをクリックします。

IBMのドキュメントで説明されているとおりに、スクリーンコンソールを使用するか、またはシリアルコンソールに接続します。シリアルコンソールを起動する1つの単純な方法として、パーティションを有効にしているときにVTermを開きます。この操作を行うには、Activate Logical PartitionダイアログでOpen a terminal window or console sessionをオンにします。

システムファームウェアに入るには、システムを再起動したときのシステムチェック中に、シリアルコンソールまたは仮想コンソールを使用して、F1または1のキーを押します。

IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM
IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM
IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM
IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM
IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM
IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM
IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM
IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM
IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM IBM

       1 = SMS Menu                          5 = Default Boot List
       8 = Open Firmware Prompt              6 = Stored Boot List


     memory      keyboard     network     scsi     speaker

SCSIデバイスがチェックされているときに、F1または1を押します。5. Boot Optionsを選択して、次のようにブートオプションダイアログを表示します。

Version SF220_004
SMS 1.5 (c) Copyright IBM Corp. 2000,2003 All rights reserved.
---------------------------------------------------------------------
Main Menu
 1.  Select Language
 2.  Setup Remote IPL (Initial Program Load)
 3.  Change SCSI Settings
 4.  Select Console
 5.  Select Boot Options


---------------------------------------------------------------------
Navigation Keys:

                                  X = eXit System Management Services
---------------------------------------------------------------------
Type the number of the menu item and press Enter or select Navigation
                                                                Key:5

1. Select Install/Boot Deviceを選択して、インストールデバイスを設定します。7. .List all Devices を選択すると、次のように使用可能なデバイスのリストが表示されます。

Version SF220_011
SMS 1.5 (c) Copyright IBM Corp. 2000,2003 All rights reserved.
--------------------------------------------------------------------------
Select Device
Device  Current  Device
Number  Position  Name
 1.        -      Virtual Ethernet 
                  ( loc=U9111.520.10D3CCC-V1-C3-T1 )
 2.        -      Ethernet 
                  ( loc=U787A.001.DNZ00XG-P1-T5 )
 3.        -      Ethernet 
                  ( loc=U787A.001.DNZ00XG-P1-T6 )
 4.        -      IDE CD-ROM 
                  ( loc=U787A.001.DNZ00XG-P4-D3 )
 5.        1      SCSI 73407 MB Harddisk
                  ( loc=U787A.001.DNZ00XG-P1-T10-L8-L0 )

--------------------------------------------------------------------------
Navigation keys:
M = return to Main Menu
ESC key = return to previous screen    X = eXit System Management Services
--------------------------------------------------------------------------
Type the number of the menu item and press Enter or select Navigation Key:

3.2.1.5 CD ROMドライブからのブート

次のように、CD ROMドライブを選択します(この例では4)。

SMS 1.5 (c) Copyright IBM Corp. 2000,2003 All rights reserved.
--------------------------------------------------------------------------
Select Task

IDE CD-ROM 
    ( loc=U787A.001.DNZ00XG-P4-D3 )

 1.  Information
 2.  Normal Mode Boot
 3.  Service Mode Boot





--------------------------------------------------------------------------
Navigation keys:
M = return to Main Menu
ESC key = return to previous screen    X = eXit System Management Services
--------------------------------------------------------------------------
Type the number of the menu item and press Enter or select Navigation Key:

2. .Normal Mode Bootを選択して、このデバイスからインストールします。次の画面で、1. はいを選択して確定し、システム管理サービスを終了して、デバイスからブートします。

システムによってCD-ROMドライブの内容が読み込まれ、次のようにyabootユーティリティが起動します。

  Welcome to SuSE:SLE-11:GA!

  Type  "install"  to start the YaST installer on this CD/DVD
  Type  "slp"      to start the YaST install via network
  Type  "rescue"   to start the rescue system on this CD/DVD


Welcome to yaboot version 1.3.11.SuSE
Enter "help" to get some basic usage information
boot:

installと入力してEnterキーを押します。

CD-ROMからのインストールを続行するのではなく、ネットワークインストールソースからインストールデータを読み込む場合( 3.2.1.3項 「インストールデバイスのLPARへの割り当て」を参照)は、オプション manual を、カーネルの名前( install )に追加します。

VNCを介してインストールする場合は、vnc=1vncpassword=passwordパラメータを、カーネルの名前(install)に追加します。VNCの詳細については、14.1.1項 「VNCによる単純なリモートインストール—静的なネットワーク設定」を参照してください。

3.2.1.6 ネットワークソースからのブート

インストールソースにアクセスできるEthernetデバイスを選択します(この例では2)。

3.2.1.7 その他の手順

で説明されているとおりに手順を実行し、linuxrcおよびYaSTによるソフトウェアのインストールを開始します。第6章 「YaSTによるインストール

3.2.2 IBM pSeriesモデルでのインストールの準備

このセクションでは、pSeriesシステムにSUSE® Linux Enterprise Serverをインストールするための準備作業について説明します。ここでは、内蔵されたCD-ROMドライブおよびネットワークを使用してインストールする方法について説明します。

3.2.2.1 IBM pSeries p630、p655、p670、p690の特殊機能

IBM p630、p655、p670、およびp690の各システムでは、eServer p5/System p5と同様に(3.2.1項 「IBM eServer /p5モデル、System /pモデル、OpenPowerモデルへのインストールの準備」で説明)、システムを静的にパーティショニングすることができます。これにより、1つのコンピュータ上で最大16までのオペレーティングシステムを同時に動作させることができます。これらのオペレーティングシステムは、LPAR(論理パーティション)にインストールされます。これらのパーティションの1つ(または複数)に、SUSE Linux Enterprise Server環境を含めることができます。

SUSE Linux Enterprise Server用のLPARを準備するには、最初にHMCを介してシステムを設定します。詳細については、『IBM eServer pSeries 690 System Handbook』レッドブック(SG24-7040-00)を参照してください(http://www.redbooks.ibm.com/redbooks/SG247040/)。

設定に関する重要な注意:

  • カーネルで効果的に管理できるプロセッサの数は8なので、SUSE Linux Enterprise Server LPAR用のプロセッサの最大推奨数は8です。

  • インストールでは、それぞれのパーティションのブートモードとしてSMSを選択します。

  • インストール時に入力に使用されるHMCターミナルは、VT320エミュレーションです。アプリケーションによっては、このエミュレーションが変則的な結果を生じることがあります。可能な場合は、LPARとの通信にXTermを使用してください。

3.2.2.2 ハードディスクスペース

SUSE Linux Enterprise Serverのインストールに使用できる十分なハードディスク容量があることを確認します。専用のハードディスクを使用することをお勧めします。

SUSE Linuxは、ファイバーチャネル接続ストレージへのインストールもサポートしています。インストールを開始する前に、FCHBAからSANファブリックを通じて、ストレージシステム上のターゲットLUN (Logical Unit)にアクセスできるように、FCHBA (Fiber Channel Host Bus Adapter)、SANファブリック、およびストレージシステムをそれぞれ設定する必要があります。

SANストレージデバイスが正しく設定されている場合、システム上に存在するハードディスクのリストが表示されます。で説明されているように、[ カスタムパーティション設定をする 15.1項 「YaSTのパーティショナの使用」]をオンにするとダイアログが表示されます。

3.2.2.3 インストールソースの設定

CD-ROMからインストールする場合は、CD1をドライブに挿入します。LPARモードでは、インストールするパーティションで、CD ROMをそのパーティションプロファイルに入れる必要があります。多くのパーティション上にSUSE Linux Enterprise Serverをインストールする必要がある場合は、ネットワークインストールソースを作成します。ネットワークインストールソースの作成により、インストール時にCDを変更する必要がなくなります。さまざまなシステムの同時インストールに、同じソースを使用することもできます。ネットワークインストールソースの設定については、14.2.1項 「YaSTを使ったインストールサーバのセットアップ」で説明されています。

3.2.2.4 インストールの開始

インストールを開始するには、システムを再起動します。次に、システムをリブートしたときのシステムチェック中に、シリアルコンソールを使用して、F1または1キーを押し、システムファームウェアに入ります。図3.3「システムファームウェアの入力」を参照してください。

システムファームウェアの入力
図 3.3: システムファームウェアの入力

SCSIデバイスがチェックされているときに、< F1 キーまたは< 1 キーを押します。[ 6 MultiBoot を選択して、[ Multiboot ダイアログを表示します。詳細については、図3.4「マルチブートダイアログ」を参照してください。

マルチブートダイアログ
図 3.4: マルチブートダイアログ

3 ]を選択して、インストールデバイスを設定します。使用可能なデバイスのリストが表示されます。図3.5「オペレーティングシステムのインストール」を参照してください。

オペレーティングシステムのインストール
図 3.5: オペレーティングシステムのインストール

3.2.2.5 CD ROMドライブからのブート

それぞれのCD ROMドライブを選択します(この例では3)。システムによってCD ROMドライブの内容が読み込まれ、identstringが表示されます。

->1   SuSE:SLE-11:GA<-

1 を選択すると、yabootユーティリティが起動します。

  Welcome to SuSE:SLE-11:GA!

  Type  "install"  to start the YaST installer on this CD/DVD
  Type  "slp"      to start the YaST install via network
  Type  "rescue"   to start the rescue system on this CD/DVD

installと入力して、Enterキーを押します。または、< Enter キーを押すだけで、インストーラが起動します。これは、デフォルトのオプションです。

ネットワークソースからインストールする場合は( 3.2.2.3項 「インストールソースの設定」を参照)、 manual をカーネルの install に指定します。VNCを介してインストールする場合は、パラメータ vnc=1 とパラメータ vncpassword= password install に付加します。VNCの詳細については、14.1.1項 「VNCによる単純なリモートインストール—静的なネットワーク設定」を参照してください。

LPARモードでは、インストールするパーティションで、CD ROMをそのパーティションプロファイルに入れる必要があります。

3.2.2.6 ネットワークソースからのブート

インストールソースにアクセスできるEthernetデバイスを選択します(この例では6)。

3.2.2.7 その他の手順

で説明されているとおりに手順を実行し、linuxrcおよびYaSTによるソフトウェアのインストールを開始します。第6章 「YaSTによるインストール

3.2.3 IBM JSxx/BladeCenterでのインストールの準備

このセクションでは、JSxx/Blade上にSUSE® Linux Enterprise Serverをインストールするための準備手順について説明します。BladeCenterのCD-ROMドライブおよびネットワークを使用したインストールについて情報を提供します。

3.2.3.1 ネットワークインストールソースの作成

多くのパーティション上にSUSE Linux Enterprise Serverをインストールする必要がある場合は、ネットワークインストールソースを作成します。これには、インストール時にCDを変更する必要がないという利点があります。さまざまなシステムの同時インストールに、同じソースを使用することもできます。ネットワークインストールソースの設定については、 14.2.1項 「YaSTを使ったインストールサーバのセットアップ」で説明されています。

3.2.3.2 ハードディスク記憶域

SUSE Linux Enterprise Serverのインストールに使用できる十分なハードディスク記憶域が確保されていることを確認します。専用ハードディスクを使用することをお勧めします。

3.2.3.3 ブート用のシステムの準備

3.2.3.3.1 CD ROMドライブからのブートの準備

CD ROMからインストールする場合は、このセクションで説明されている手順を実行します。

(Webブラウザで)BladeCenter Management Moduleに接続してログインすることにより、CD-ROMドライブをインストール用に選択したブレードに割り当てます。ログイン後、ブレードタスクメニューのリモート制御機能を選択し、次に、リモート制御の開始を有効にします。新しいウィンドウのChange Media Tray Ownerメニューで、CD ROMドライブを、必要なブレードに割り当てます。

CD-ROMドライブをブートデバイスとして設定します。BladeCenter Management Moduleにアクセスしている間に、Blade Tasksを選択し、設定を選択して、この設定を行います。ブートシーケンスセクションで[JSxx/Blade]を選択します。Blade Boot Sequenceのページにある1st Deviceのエントリを、CDROMに設定します。

CD 1をCD-ROMドライブに挿入して、ブレードを再起動します。

3.2.3.3.2 ネットワークからのブートの準備

ネットワーク経由でインストールする場合は、このセクションで説明されている手順を実行します。

Webブラウザを使用してBladeCenter Management Moduleに接続し、ログインします。Blade Tasks] ページから 設定] メニューにアクセスして、ブートデバイスをネットワークに設定します。ブートシーケンスセクションでJSxx/ Bladeを選択して、ブレードブートシーケンスで、最初のブートデバイスネットワーク - BOOTPに設定します。

3.2.3.3.3 JSxx/ Bladeのリブートとコンソールへの接続

BladeCenter Management Moduleで、Blade Tasksメニューの項目Power/Restartを選択してJSxx/ Bladeをリブートします。ブレードの電源ステータスを示すテーブルが、Pwr列に表示されます。必要なブレードのチェックボックスをオンにし、Power On Bladeを使用して再起動します。

telnet bladecenter コマンドを使用して、BladeCenterに接続し、ログインします。

username: user
password: ********
system>

コマンドenv -T system:blade bay number は、後続のコマンドをどのJSxx/ Bladeブレードに適用するか指定します。BladeCenterにインストールされたブレードは、list -l 3を呼び出すとリストされます。

system> list -l 3
system
        mm[1]    primary
        power[1]
        power[2]
        power[3]
        power[4]
        blower[1]
        blower[2]
        switch[1]
        switch[3]
        blade[1]
                sp
                cpu[1]
                cpu[2]
        blade[3]
                sp
        blade[4]
                sp
        blade[6]
                sp
        blade[8]
                sp
                cpu[1]
                cpu[2]
        blade[9]
                sp
                cpu[1]
                cpu[2]
        blade[10]
                sp
        blade[11]
                sp
        blade[13]
                sp
        mt
system>

次に、コマンドのターゲットを決定します。たとえば、ブレード番号9を使用する場合は、env -T system:blade[9]を入力します。コマンドconsoleを使用して、SOL(Serial over LAN)でJSxx/ Bladeのコンソールと接続します。

system> env -T system:blade[9]
OK
system:blade[9]> console
3.2.3.3.4 インストールの開始

システムチェックの完了後に、SUSE Linux Enterprise Serverブートローダが起動します。

  Welcome to SuSE:SLE-11:GA!

  Type  "install"  to start the YaST installer on this CD/DVD
  Type  "slp"      to start the YaST install via network
  Type  "rescue"   to start the rescue system on this CD/DVD

Welcome to yaboot version 1.3.11.SuSE
Enter "help" to get some basic usage information
boot:

メニューからインストールを選択して、Enterキーを押します。

VNCを介してインストールする場合は、 vnc=1 vncpassword= password パラメータを、カーネル(install)のコマンドラインに追加します。

3.2.3.3.5 その他の手順

で説明されているとおりに手順を実行し、linuxrcおよびYaSTによるソフトウェアのインストールを開始します。第6章 「YaSTによるインストール

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