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適用先 SUSE Linux Enterprise Server 11 SP4

9 ソフトウェアをインストールまたは削除する

YaSTのソフトウェア管理ツールを使用して、追加または削除するソフトウェアコンポーネントを検索します。YaSTでは、すべての依存関係を自動的に解決できます。インストールメディアに付属していないパッケージをインストールするには、追加のソフトウェアリポジトリをセットアップに追加して、それをYaSTで管理できるようにします。アップデートアプレットでソフトウェアの更新を管理することで、システムを最新の状態に保ちます。

YaSTのソフトウェアマネージャでシステムのソフトウェアコレクションを変更します。このYaSTモジュールには2種類のツールキット、Qtおよびncursesがあり、ここでQtについて説明します。

注記
注記: 変更の確認とレビュー

パッケージのインストール、更新、または削除を行う場合、ソフトウェアマネージャでの変更は、即座には適用されず、受諾または適用で確認後にだけ適用されます。YaSTでは、すべてのアクションを記録したリストが保持されているので、変更内容をシステムに適用する前に、それらを確認し、必要に応じて変更できます。

9.1 用語の定義

レポジトリ

パッケージとそれらのパッケージに関する追加情報(パッケージメタデータ)を含むローカルまたはリモートのディレクトリ。

(リポジトリ)エイリアス

さまざまなZypperコマンドにより使用されるリポジトリの短い名前。このエイリアスは、リポジトリの追加時にユーザが選択できる名前であり、固有でなければなりません。

製品

SUSE® Linux Enterprise Serverなどの製品全体を指します。

パターン

パターンは、特定の用途専用に設計されたパッケージのインストール可能なグループです。たとえば、Laptopパターンには、モバイルコンピューティング環境で必要なすべてのパッケージが含まれています。パターンは、パッケージ依存関係を定義し(必須パッケージや推奨パッケージなど)、インストール用としてマークされたパッケージが事前選択されている状態で提供されます。これによって、特定の用途に必要な最も重要なパッケージが、パターンのインストール後にシステムで使用可能になります。ただし、パターン内のすべてのパッケージがインストール用として事前選択されるわけではなく、ニーズと好みに従って、パターン内のパッケージを手動で選択または選択解除することができます。

パッケージ

パッケージは、rpm形式の圧縮ファイルであり、特定のプログラムのファイルを含んでいます。

パッチ

パッチは、1つ以上のパッケージから成り、deltarpmで適用されることがあります。また、まだインストールされていないパッケージへの依存関係を導入することもあります。

解決可能

製品、パターン、パッケージ、またはパッチに関する一般的な用語。最も一般に使用される解決可能なタイプは、パッケージまたはパッチです。

deltarpm

delatrpmは、2つの定義されたパッケージバージョンのバイナリ差分のみで構成されているので、ダウンロードサイズは最小です。インストールの前に、RPMのフルパッケージがローカルコンピュータ上で再構築されます。

パッケージの依存関係

一定のパッケージは、共有ライブラリなどの他のパッケージに依存しています。言い換えれば、パッケージの中には、他のパッケージを必須としているものがあります。このようなパッケージは、必須パッケージがないとインストールできません。必須の依存関係(パッケージ要件)のほか、他のパッケージを推奨としているパッケージもあります。これらの推奨パッケージは、実際に利用できる場合のみインストールされます。そうでない場合は無視されますが、それらを推奨パッケージにしているパッケージはインストールされます。

9.2 KDEインタフェース(Qt)の使用

YaST Qtインターフェイスは、デスクトップKDE、icewmなどの使用時にデフォルトで起動します。これは、リモート端末からYaSTを呼び出す場合も使用されます。ソフトウェア › ソフトウェアマネージャの順に選択して、YaSTコントロールセンターからソフトウェアマネージャを起動します。

9.2.2 パッケージまたはパターンのインストールと削除

一定のパッケージは、共有ライブラリなどの他のパッケージに依存しています。一方、システム上で他のパッケージと共存できないパッケージもあります。これらの依存関係や競合の解決が可能な場合は、YaSTによって自動的に解決されます。選択によって、自動的に解決できない依存関係の競合が発生した場合は、9.2.4項 「ソフトウェアの依存関係のチェック」の説明に従って、競合を手動で解決する必要があります。

注記
注記: パッケージの削除

パッケージを削除する場合、デフォルトでは、選択したパッケージのみが削除されます。指定のパッケージの削除後に不要になった他のパッケージもYaSTに削除させたい場合は、オプション › パッケージの削除時にクリーンアップするの順に選択します。

  1. パッケージを検索します(9.2.1項 「パッケージまたはパターンの検索用ビュー」参照)。

  2. 検出されたパッケージは、右側のペインに一覧されます。パッケージをインストールまたは削除するには、パッケージを右クリックして、インストールまたは削除を選択します。該当するオプションがない場合は、パッケージ名の先頭に表示された記号で示されているパッケージステータスを確認し、ShiftF1を押してヘルプを表示します。

    ヒント
    ヒント: 一覧されたすべてのパッケージにアクションを適用する方法

    右ペインに一覧されたすべてのパッケージにアクションを適用するには、パッケージ › このリスト内のすべての順に選択して、アクションを選択します。

  3. パターンをインストールするには、パターン名を右クリックして、インストールを選択します。

  4. パターンそれ自体を削除することはできません。代わりに、削除したいパターンのパッケージを選択し、それらを削除用にマークします。

  5. さらにパッケージを選択するには、上記の手順を繰り返します。

  6. 変更を適用する前に、表示 › インストールの概要の順にクリックすると、変更内容をレビューまたは変更できます。デフォルトでは、ステータスを変更するすべてのパッケージが一覧されます。

  7. パッケージの状態を元に戻すには、パッケージを右クリックし、次のエントリの1つを選択します。つまり、 パッケージの削除または更新が予定されている場合は保持を選択し、パッケージのインストールが予定されている場合はインストールしないを選択します。すべての変更を破棄し、ソフトウェアマネージャを閉じるには、キャンセル中止をクリックします。

  8. 完了したら、受諾をクリックして、変更を適用します。

  9. YaSTで他のパッケージへの依存関係が検出された場合は、インストール、更新、または削除の対象として追加で選択されているパッケージが一覧表示されます。続行をクリックして、それらを受け入れます。

    選択されているすべてのパッケージのインストール、更新、または削除が完了すると、YaSTソフトウェアマネージャが自動的に終了します。

注記
注記: ソースパッケージのインストール

現時点では、YaSTソフトウェアマネージャを使用してソースパッケージをインストールすることはできません。このためには、コマンドラインツールzypperを使用します。詳細については、6.1.2.1項 「ソースパッケージのインストールまたはダウンロード」を参照してください。

9.2.3 パッケージの更新

個々のパッケージを更新する代わりに、インストールされているすべてのパッケージまたは特定リポジトリのすべてのパッケージを更新することもできます。パッケージの大量更新時には、一般に、次の側面を考慮します:

  • パッケージを提供するリポジトリの優先順位、

  • パッケージのアーキテクチャ(たとえば、x86_64、i686、i586)、

  • パッケージのバージョン番号、

  • パッケージのベンダ。

更新の候補を選択する上でどの側面が最も重要であるかは、選択する個々の更新オプションに依存します。

  1. インストール済みのすべてのパッケージを最新バージョンに更新するには、メインメニューから、パッケージ › すべてのパッケージ  › 新しいバージョンがあれば更新するの順に選択します。

    一定のポリシーを使用して、使用できる更新候補がないかどうか、すべてのリポジトリがチェックされます。このポリシーでは、まずYaSTによる検索範囲を、インストール済みのパッケージと同じアーキテクチャおよびベンダのパッケージに限定します。検索でパッケージが見つかると、以下のプロセスに従って、見つかったパッケージから最良の更新候補が選択されます。ただし、同じベンダの同類のパッケージが見つからない場合は、同じアーキテクチャのすべてのパッケージに検索が拡大されます。それでも同類のパッケージが見つからない場合は、すべてのパッケージが対象となり、次の基準に従って、最良の更新候補が選択されます。

    1. リポジトリの優先度: 最高の優先度をもつリポジトリからのパッケージを優先します。

    2. この基準で複数のパッケージが選択される場合は、最良のアーキテクチャをもつパッケージを選択します。(最良の選択: インストール済みパッケージのアーキテクチャとの一致。一致しない場合は、x86_64 > i686 > i586の順に選択)。

    選択したパッケージのバージョンがインストール済みパッケージのバージョン番号より高い場合は、インストール済みパッケージが選択した更新候補で更新および置換されます。

    このオプションでは、インストール済みパッケージのアーキテクチャとベンダを変更しないようにしていますが、特定の条件下では、それらは許容されます。

    注記
    注記: 強制的に更新する

    代わりに、パッケージ › すべてのパッケージ › 強制的に更新するの順に選択すると、基本的に同じ基準が適用されますが、見つかった候補パッケージは無条件でインストールされます。したがって、このオプションを選択すると、実際には、一部のパッケージがダウングレードすることがあります。

  2. 大量更新用パッケージを特定のリポジトリからのパッケージにするには:

    1. 9.2.1項 「パッケージまたはパターンの検索用ビュー」の説明に従って、更新に使用するリポジトリを選択します。

    2. ウィンドウの右側で、システムパッケージをこのリポジトリ内のバージョンに切り替えるをクリックします。この設定は、パッケージを入れ替えるときにパッケージベンダを変更することをYaSTに対して明示的に許可します。

      受諾で続行すると、すぐに、すべてのインストール済みパッケージが、このリポジトリ(使用可能な場合)からのパッケージで置換されます。これによって、ベンダとアーキテクチャが変更され、一部のパッケージがダウングレードすることがあります。

    3. これを回避するには、システムパッケージをこのリポジトリ内のバージョンに切り替えることをキャンセルするをクリックします。ただし、このキャンセルは、受諾ボタンを押す前にしかできません。

  3. 変更を適用する前に、表示 › インストールの概要の順にクリックすると、変更内容をレビューまたは変更できます。デフォルトでは、ステータスを変更するすべてのパッケージが一覧されます。

  4. すべてのオプションを好みどおりに設定したら、受諾で変更内容を確認して大量更新を開始します。

9.2.4 ソフトウェアの依存関係のチェック

ほとんどのパッケージは、他のパッケージに依存しています。たとえば、共有ライブラリを使用するパッケージは、そのライブラリを提供するパッケージに依存します。一方、互いに共存できないパッケージがあり、競合を引き起こします。たとえば、メール転送エージェント(sendmailまたはpostfix)は、1つしかインストールできません。ソフトウェアのインストールまたは削除時には、ソフトウェアマネージャが未解決のままの依存関係や競合が残っていないことを確認してシステムの整合性を確保します。

依存関係や競合の解決に1つのソリューションしかない場合は、その依存関係や競合は自動的に解決されます。複数のソリューションがあると必ず、手動で解決する必要のある競合が発生します。競合の解決にベンダやアーキテクチャの変更が必要な場合も、手動で解決する必要があります。受諾をクリックして、ソフトウェアマネージャで変更を適用すると、自動リゾルバでトリガされたすべてのアクションの概要が表示され、確認を要求されます。

依存関係は、デフォルトで、自動的にチェックされます。パッケージのステータスを変更するたびに(たとえば、パッケージをインストールまたは削除用にマークする)、チェックが実行されます。これは、一般的には便利ですが、依存関係の競合を手動で解決する際にはわずらわしくなることがあります。この機能を無効にするには、依存関係 › 自動確認の順に選択して、自動確認をオフにします。依存関係の確認は、依存関係 › 今すぐ確認の順に選択して手動で実行します。整合性の確認は、受諾をクリックして選択を確定すると、必ず実行されます。

パッケージの依存関係をレビューするには、パッケージを右クリックし、解決器の情報表示を選択します。依存関係を示すマップが開きます。すでにインストールされているパッケージは、緑の枠内に表示されます。

注記
注記: パッケージ競合の手動解決

競合の処理に精通していない限り、パッケージの競合を処理する場合は、YaSTによる指示に従うようにします。そうしないと、競合を解決できないことがあります。行った変更はいずれも他の競合をトリガする可能性があり、結局、競合の数は確実に増加することに留意してください。このようになった場合は、キャンセルでソフトウェアマネージャをキャンセルし、すべての変更を中止で破棄して、やり直します。

ソフトウェアマネージャの競合管理
図 9.1: ソフトウェアマネージャの競合管理

9.3 ソフトウェアリポジトリおよびサービスの操作

サードパーティソフトウェアをインストールする場合は、追加のソフトウェアリポジトリをシステムに追加します。デフォルトでは、システムを登録すると、SUSE Linux Enterprise Server-DVD 11 SP4や一致するアップデートリポジトリなどの製品リポジトリが自動的に設定されます。登録の詳細については、6.16.1.4項 「ノベルカスタマセンターの環境設定」を参照してください。最初に選択した製品によって、翻訳、辞書などを含む別個の言語アドオンリポジトリも、設定される場合があります。

リポジトリを管理するには、YaSTを起動し、ソフトウェア › ソフトウェアリポジトリの順に選択します。設定されたソフトウェアリポジトリダイアログが開きます。ここで、ダイアログの右隅にある表示すべてのサービスに変更することによって、いわゆるサービスの購読を管理することもできます。このコンテキストではサービスは、1つまたは複数のソフトウェアを提供できるRepository Index Service (RIS) です。この種のサービスは管理者またはベンダから動的に変更できます。

各リポジトリは、リポジトリのコンテンツ(パッケージ名、バージョンなど)を説明したファイルを提供します。これらのリポジトリ記述ファイルは、YaSTで使用するローカルキャッシュにダウンロードされます。ソフトウェアリポジトリには、その整合性確認のため、リポジトリメンテナのGPGキーで署名することができます。新しいリポジトリを追加するたびに、YaSTでリポジトリのキーをインポートできます。

警告
警告: 外部ソフトウェアソースの信用

外部ソフトウェアのリポジトリをリポジトリリストに追加する場合は、その前に、リポジトリを信頼できるかどうか確認してください。SUSE Linux Enterprise Serverは、サードパーティーのソフトウェアリポジトリからインストールされたソフトウェアによって発生する可能性のあるどのような問題についても、責任を負いません。

9.3.1 ソフトウェアリポジトリの追加

リポジトリは、ローカルハードディスク、リムーバブルメディア(CD、DVD、USB大容量ディスクなど)、またはネットワークから追加できます。

YaSTの設定されたソフトウェアリポジトリダイアログでリポジトリを追加するには、次の手順に従います。

  1. Add (追加)をクリックします。

  2. 使用可能なメディアタイプのリストから、リポジトリと一致するタイプを指定します。

    ネットワークソースの場合は、通常、デフォルトオプションのURLの指定を使用すれば十分です。

    リムーバブルメディアまたはローカルハードディスクからリポジトリを追加する場合は、該当するオプションを選択し、メディアを挿入するか、またはUSBデバイスをコンピュータに接続します。

  3. 次は、リポジトリの説明をダウンロードを選択することができます。このオプションを選択しない場合は、YaSTが必要に応じて、後で自動的にダウンロードします。次へをクリックします。

  4. ネットワークからリポジトリを追加する場合は、プロンプトで要求されるデータを入力します。次へで続行します。

  5. 追加したリポジトリによっては、署名用のGPGキーをインポートするかどうか尋ねられたり、ライセンスに同意することを要求される場合があります。

    これらのメッセージを確認すると、YaSTによってメタデータがダウンロードおよび解析され、リポジトリが設定済みリポジトリのリストに追加されます。

  6. 必要な場合は、プロパティリポジトリを9.3.2項 「リポジトリプロパティの管理」の説明に従って調整するか、またはOKで変更を確認して設定ダイアログを閉じます。

次は、9.2項 「KDEインタフェース(Qt)の使用」で説明されているように、このリポジトリからソフトウェアをインストールすることができます。

9.3.2 リポジトリプロパティの管理

ソフトウェアリポジトリ設定されたソフトウェアリポジトリの概要では、次のリポジトリプロパティを変更できます。

ステータス

リポジトリのステータスは、有効または無効のどちらかです。有効なリポジトリからのパッケージだけをインストールできます。リポジトリを一時的にオフにするには、無効化をクリックします。リポジトリ名をダブルクリックして、その状態を切り替えることもできます。リポジトリを完全に削除したい場合は、削除をクリックします。

更新

リポジトリを更新する際には、リポジトリの内容の説明(パッケージ名、バージョンなど)がYaSTで使用するローカルキャッシュにダウンロードされます。これは、CDやDVDなどの静的リポジトリでは1回で十分ですが、内容が頻繁に変更されるリポジトリでは頻繁な更新が必要です。リポジトリのキャッシュを最新の状態に保つ最も簡単な方法は、自動的に更新するの選択です。手動更新を行うには、更新をクリックして、オプションの1つを選択します。

ダウンロードしたパッケージを維持します

インストールの前に、リモートリポジトリからのパッケージをダウンロードします。これらのパッケージは、デフォルトでは、インストールが正常に完了すると削除されます。ダウンロードしたパッケージを維持しますを有効にすると、ダウンロードしたパッケージが削除されません。ダウンロードの場所は、 /etc/zypp/zypp.confに設定されます。これは、デフォルトでは、/var/cache/zypp/packagesです。

優先度

リポジトリの優先度は、1200の値です。ここで、1は最高の優先度、200は最低の優先度です。YaSTで追加した新しいリポジトリの優先度は、デフォルトで99です。特定のリポジトリに関して優先度値が何であってもよい場合は、値を0に設定しても、そのリポジトリにデフォルト優先度(99)を適用できます。パッケージが2つ以上のリポジトリにある場合は、優先度の最も高いリポジトリが優先して使用されます。これは、ローカルリポジトリ(たとえば、DVD)に高い優先度を与えることによって、インターネットから不必要にパッケージをダウンロードしないようにする場合に有用です。

重要
重要: 優先度対バージョン

優先度の最も高いリポジトリが、常に、優先されます。したがって、更新リポジトリが常に最高の優先度(デフォルトでは20)を持つようにしてください。さもないと、次のオンラインアップデートまで更新されない古いバージョンをインストールしてしまう可能性があります。

名前とURL

リポジトリ名またはリポジトリのURLを変更するには、それをシングルクリックでリストから選択し、次に、編集をクリックします。

9.3.3 リポジトリキーの管理

ソフトウェアリポジトリには、その整合性確認のため、リポジトリメンテナのGPGキーで署名することができます。新しいリポジトリを追加するたびに、そのキーをYaSTでインポートできます。そのキーを他の任意のGPGキーのように検証し、キーが変更されていないことを確認してください。キーの変更を見つけた場合は、リポジトリに何らかの問題がある可能性があります。キーの変更の原因を突き止めるまで、リポジトリをインストールソースとして無効にしてください。

インポートしたすべてのキーを管理するには、設定されたソフトウェアリポジトリダイアログで、GPG鍵...をクリックします。マウスでエントリを選択して、ウィンドウ下部にキーのプロパティを表示します。追加編集、または削除をクリックすることで、該当する操作をキーに対して実行します。

9.4 システムのアップデート

Novellはお買い上げの製品に対し、継続的にソフトウェアセキュリティパッチのアップデートを提供します。更新アプレットにより、パッチの可用性が通知されます。これらのパッチは数回クリックするだけで簡単にインストールできます。

9.4.1 KDE Software Updaterの使用

Software Updaterアイコンは、パネルのシステムトレイに常駐し、緑の矢印の付いた歯車として表示されます。Software Updaterを手動で起動するには、メインメニューから、システム設定 › ソフトウェア管理 › ソフトウェア更新の順に選択します。または、AltF2を押して、kpk_updateを入力します。

注記
注記: アイコンの表示

Software Updaterアイコンは、パッチが使用可能な場合のみシステムトレイに表示されます。アイコンの上にポインタを置くと、使用可能なパッチの数が表示されます。

9.4.1.1 パッチのインストール

  1. アプレットアイコンは、ソフトウェア更新が使用可能になるたびに、パネルに表示されます。Software Updaterアイコンを左クリックして、レビューと更新ソフトウェアウィンドウを開きます。

  2. インストールするパッチを選択するには、そのパッチのチェックボックスをクリックします。パッチの詳細情報を取得するには、パッチのタイトルをクリックします。使用可能なすべてのパッチのインストールを選択するには、テーブルヘッダのチェックボックスをクリックします。

  3. 適用をクリックして、パッチのインストールを開始します。

  4. 初めてパッチのインストールを開始した場合は、続行するには、rootパスワードの入力を2回要求されます。その際、このセッションに対する認証を記憶しておくを選択しておくと、パスワードの入力を再要求されることがなくなります。

  5. 追加変更ウィンドウが開き、インストールの概要を表示します。続行をクリックして、インストールを完了します。

KDE Software Updater
図 9.2: KDE Software Updater

YaSTオンラインアップデートには、パッチのインストールをカスタマイズする高度な機能があります。詳細については、第1章 「YaSTオンラインアップデートを参照してください。

9.4.1.2 KDE Software Updaterの設定

Software Updaterは、デフォルトでは、24時間ごとに更新をチェックし、パッチが使用可能になると通知してきます。Software Updaterがパッチを自動的にインストールすることはありません。これらの設定は、ソフトウェア管理の設定で変更できます。ソフトウェア管理の設定を開くには、メインメニューから、システム設定 › ソフトウェア管理 › 設定の順に選択します。または、AltF2を押して、kpk_settingsを入力します。Software Updaterの設定は、アップデートの設定セクションから行います。

重要
重要: パッチの提供元

ソフトウェア管理の設定では、使用するリポジトリを設定することもできます(パッケージの提供元)。この設定は、Software Updaterだけでなく、KDE Software Managementモジュールにも適用されます(ソフトウェアの取得と削除)。

SUSE Linux Enterprise Server 11 SP4の更新]リポジトリが常に選択されていることを確認してください。さもないと、パッチを受け取れません。

9.4.2 GNOME更新 アプレットの使用

更新アプレットは、お使いのパネルの通知領域に常駐しています。そのアイコンは、パッチの可用性と関連性および更新の状態によって変わります。アプレットを手動で起動するには、コンピュータ › 他のアプリケーション › システム › ソフトウェア更新の順に選択します。

注記
注記: アイコンの表示

アプレットアイコンは、次の条件が満たされる場合にのみ表示されます。

  • パッチが使用可能である

  • GUIがユーザrootとして開始されていない

  • GUIがVNCセッションで開始していない

アプレットアイコンが表示されない場合でも更新ビューアを開始するには、AltF2を押して、gpk-update-viewerを入力します。

開いたボックスに地球

更新アプレットがビジーです(たとえば、更新のチェック中、ソフトウェアのインストール中など)。

赤い星に感嘆符

セキュリティパッチが利用可能です。

オレンジ色の星に上向きの矢

重要なパッチが使用可能です。

黄色い星に下向きの矢

重要でないパッチが使用可能です。

黄色い三角形に感嘆符

エラーが発生しました。

9.4.2.1 パッチのインストール

手順 9.1: パッチのインストール
  1. 新しいパッチが入手可能になると、通知メッセージが表示され、更新アプレットアイコンが通知領域で表示されます。通知メッセージ内で更新をインストールするをクリックするか、アイコンをクリックして、ソフトウ更新ウィンドウを開きます。

  2. セキュリティパッチと重要なパッチは、すべて事前に選択されています。これらのパッチはインストールすることを強く推奨します。重要でないパッチは、各パッチのチェックボックスをクリックすることによって、手動で選択できます。パッチの詳細情報を取得するには、パッチのタイトルをクリックします。

  3. 更新をインストールするをクリックして、パッチのインストールを開始します。

  4. 必要な追加確認が開き、インストールの概要を表示します。次へをクリックして続行します。

  5. 認証画面でrootパスワードを入力し、認証を続行します。

GNOME更新アプレット
図 9.3: GNOME更新アプレット

YaSTオンラインアップデートには、パッチのインストールをカスタマイズする高度な機能があります。詳細については、第1章 「YaSTオンラインアップデートを参照してください。

9.4.2.2 ソフトウェア更新アプレットの設定

更新アプレットを設定するには、パネル内で更新アイコンを右クリックして、設定を選択します。設定のダイアログでは、次の設定を変更できます。

Check for updates

時間単位毎日毎週実行しないから、アップデートのチェックを行なう頻度を選択します。

自動インストール

パッチを自動的にインストールするかどうかを設定します (デフォルトでは自動的にインストールしません)。自動インストールの対象にはセキュリティパッチのみか、すべてのパッチかを選択できます。

Check for Major Upgrades

毎日毎週、または、実行しないから、主要なアップグレードをチェッする頻度を選択します。

モバイルブロードバンドの使用時に更新をチェックする

この設定オプションは、モバイルコンピュータでのみ使用できます。デフォルトでは、オフになっています。

gconf-editorを使用すると、さらに多くのオプションを設定できます: apps › gnome-packagekit

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