Jump to contentJump to page navigation: previous page [access key p]/next page [access key n]
適用先 SUSE Linux Enterprise Server 11 SP4

9 ルートパーティション用のソフトウェアRAID1の設定

SUSE Linux Enterprise Server 11では、Device Mapper RAIDツールがYaSTパーティショナに統合されています。インストール時にパーティショナを使用して、ルート(/)パーティションを含むシステムデバイス用にソフトウェアRAID1を作成することができます。/bootパーティションは、MD RAID1とは別のデバイス上に作成する必要があります。

9.1 ルートパーティション用のソフトウェアRAID1デバイスを使用するための前提条件

設定が次の要件を満たしていることを確認してください。

  • RAID1のミラーリングデバイスを作成するため、2つのハードドライブが必要です。ハードドライブは類似のサイズで構成する必要があります。RAIDは小さい方のドライブのサイズを採用します。ブロックストレージデバイスには、ローカル(マシンに内蔵、または直結されたもの)、ファイバチャネルストレージサブシステム、またはiSCSIストレージサブシステムを自由に組み合わせることができます。

  • /boot パーティション用に使用する、3つ目のデバイスが必要です。 ブートデバイスは、ローカルのデバイスである必要があります。

  • ハードウェアRAIDデバイスを使用している場合は、その上でソフトウェアRAIDを実行しようとしないでください。

  • iSCSIターゲットデバイスをご使用の場合は、RAIDデバイスを作成する前にiSCSIイニシエータサポートを有効にする必要があります。

  • ご使用のストレージサブシステムが、ソフトウェアRAIDを使用する予定の直結されたローカルデバイス、ファイバチャネル、またはiSCSIデバイスとサーバの間で複数のI/Oパスを提供している場合は、RAIDデバイスを作成する前に、マルチパスサポートを有効にしなければなりません。

9.2 インストール時にiSCSIイニシエータサポートを有効にする

ルート(/)パーティションに使用する予定のiSCSIターゲットデバイスがある場合は、ソフトウェアRAID1デバイスを作成する前に、iSCSIイニシエータソフトウェアを有効にして、これらのデバイスを使用可能にしなければなりません。

  1. [インストールの設定]ページが表示されるまで、SUSE Linux Enterprise 11のYaSTのインストールを行います。

  2. パーティション分割をクリックして、[ハードディスクの準備]ページを開き、カスタムパーティション(エキスパート用)をクリックし、次に次へをクリックします。

  3. [エキスパートパーティショナ]のページで、システムビューパネルのハードディスクを展開し、デフォルトの提案内容を表示します。

  4. ハードディスクページで、設定iSCSIの設定を選択し、次にiSCSIイニシエータの設定を続行するかどうかのプロンプトが表示されたら続けるをクリックします。

9.3 インストール時にマルチパスI/Oのサポートを有効にする

ルート(/)パーティション用に使用する予定のデバイスへの複数のI/Oパスがある場合は、ソフトウェアRAID1デバイスを作成する前にマルチパスサポートを有効にする必要があります。

  1. [インストールの設定]ページが表示されるまで、SUSE Linux Enterprise 11のYaSTのインストールを行います。

  2. パーティション分割をクリックして、[ハードディスクの準備]ページを開き、カスタムパーティション(エキスパート用)をクリックし、次に次へをクリックします。

  3. [エキスパートパーティショナ]のページで、システムビューパネルのハードディスクを展開し、デフォルトの提案内容を表示します。

  4. ハードディスクページで、設定マルチパスの設定を選択し、次にマルチパスの起動を確認するプロンプトが表示されたら、はいをクリックします。

    これによってデバイスが再度スキャンされ、複数のパスが展開されるので、ハードディスクのリストに各デバイスが重複して掲載されることはありません。

9.4 ルート(/)パーティション用のソフトウェアRAID1デバイスの作成

  1. [インストールの設定]ページが表示されるまで、SUSE Linux Enterprise 11のYaSTのインストールを行います。

  2. パーティション分割をクリックして、[ハードディスクの準備]ページを開き、カスタムパーティション(エキスパート用)をクリックし、次に次へをクリックします。

  3. [エキスパートパーティショナ]ページで、システムビューパネルのハードディスクを展開し、デフォルトの提案内容を表示し、提案されているパーティションを選択して、削除をクリックします。

  4. /bootパーティションを作成します。

    1. [エキスパートパーティショナ]ページのハードディスクで、/bootパーティションに使用するデバイスを選択し、次にハードディスクパーティションタブの追加をクリックします。

    2. 新しいパーティションの種類で、プライマリパーティションを選択し、次に次へをクリックします。

    3. 新しいパーティションのサイズで、使用するサイズを指定し、次に次へをクリックします。

    4. フォーマットオプションで、フォーマットパーティションを選択して、次にドロップダウンリストから好みのファイルシステム(Ext2や Ext3など)を選択します。

    5. マウントオプションで、パーティションをマウントするを選択し、次にドロップダウンリストから/bootを選択します。

    6. 完了をクリックします。

  5. スワップパーティションを作成します。

    1. [エキスパートパーティショナ]ページのハードディスクで、スワップパーティションに使用するデバイスを選択し、次にハードディスクパーティションタブの追加をクリックします。

    2. 新しいパーティションの種類で、プライマリパーティションを選択し、次に次へをクリックします。

    3. 新しいパーティションのサイズで、使用するサイズを指定し、次に次へをクリックします。

    4. フォーマットオプションパーティションをフォーマットするを選択し、次にドロップダウンリストからスワップを選択します。

    5. マウントオプションで、パーティションをマウントするを選択し、次にドロップダウンリストからスワップを選択します。

    6. 完了をクリックします。

  6. ソフトウェアRAID1に使用する各デバイスの1xFD Linux RAIDフォーマットを設定します。

    1. [エキスパートパーティショナ]ページのハードディスクで、RAID1で使用するデバイスを選択し、次にハードディスクパーティションタブの追加をクリックします。

    2. 新しいパーティションの種類で、プライマリパーティションを選択し、次に次へをクリックします。

    3. 新しいパーティションのズサイズで、最大サイズの使用を指定し、次に次へをクリックします。

    4. フォーマットオプションで、パーティションをフォーマットしないを選択し、次にドロップダウンリストから0xFD Linux RAIDを選択します。

    5. マウントオプションで、パーティションをマウントしないを選択します。

    6. 完了をクリックします。

    7. ソフトウェアRAIDで使用する各デバイスに、ステップ 6.aからステップ 6.fを繰り返し実行します。1.

  7. RAIDデバイスを作成します。

    1. システムビューパネルで、RAIDを選択し、次に[RAID]ページでRAIDの追加をクリックします。

      ステップ 6で作成したデバイスが使用可能なデバイスの一覧に表示されます。

    2. RAIDタイプで、RAID 1 (ミラーリング)を選択します。

    3. 使用可能なデバイスパネルで、RAIDに使用するデバイスを選択し、次に追加をクリックして、選択したデバイスパネルにデバイスを移動します。

      RAID1用のデバイスを、2つ以上指定します。

      ここでは一例として、RAID 1に2つのデバイスを選択します。

    4. 次へをクリックします。

    5. RAIDオプションで、ドロップダウンリストからチャンクサイズを選択します。

      RAID 1(ミラーリング)のデフォルトチャンクサイズは4KBです。

      使用可能なチャンクサイズは、4KB、8KB、16KB、32KB、64KB、128KB、256KB、512KB、1MB、2MB、または4MBです。

    6. フォーマットのオプションで、パーティションをフォーマットするを選択し、次にファイルシステムドロップダウンリストからファイルシステムの種類(Ext3など)を選択します。

    7. マウントオプションで、パーティションをマウントするを選択し、次にマウントポイントドロップダウンリストから、 / を選択します。

    8. 完了をクリックします。

      ソフトウェアRAIDデバイスはデバイスマッパーによって管理され、デバイスを/dev/md0パスの下に作成します。

  8. [エキスパートパーティショナ]ページで、受諾をクリックします。

    [インストールの設定]ページのパーティション分割の下に新しい提案内容が表示されます。

    たとえば、次のセットアップが表示されます。

  9. インストールを続行します。

    サーバを再起動するたびに、デバイスマッパーが起動時に開始し、ソフトウェアRAIDが自動的に認識され、ルート(/)パーティション上のオペレーティングシステムを開始することができます。

このページを印刷