SUSE Managerサーバのインストール
この章では、SUSE ManagerのベースとしてSUSE Linux Enterprise Serverメディアのインストールを行うために必要なKVM設定について説明します。 仮想マシンマネージャ(virt-manager
)と組み合わせたカーネル仮想マシンKVMはこのインストールのサンドボックスとして使用されます。
1. SLES KVMの要件
virt-manager
を使用して新しい仮想マシンを作成するときに次の設定を入力します(version
を実際のバージョンの文字列に置き換えます)。
SLESのKVM設定 | インストール方法: |
---|---|
ローカルインストールメディア(ISOイメージまたはCDROM) |
OS: |
Linux |
バージョン: |
|
メモリ: |
4096 MB |
CPU: |
2 |
ストレージフォーマット: |
ISO 3 GB |
ディスク容量: |
234 GBを、4 GB(スワップ領域)、130 GB( |
|
(仮想ディスク1)、および50 GB( |
|
(仮想ディスク2)に分割します。残りはルートパーティション用(100 GB+)。 |
名前: |
example-server |
ネットワーク |
1.1. SLES KVMの設定
このセクションでは、KVMおよびvirt-manager
を指定した完全インストールメディアを使用して、SUSE Managerのインストールについて説明します。 このセクションでは、SCCでアカウントを設定済みで、SLESフルインストールメディアをダウンロード済みであることを前提としています。
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virt-manager
で (新しい仮想マシン)を選択します。 -
ローカルインストールメディア(ISOイメージまたはCDROM)を選択します。
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Use ISO Image(ISOイメージの使用)が選択されていることを確認してからBrowse(ブラウズ)をクリックし、SCCアカウントからダウンロードしたフルSLESイメージを検索します。
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4096 MB以上のRAMと2つ以上のCPUを搭載したマシンを設定します。
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インストール用に234 GB以上のストレージ容量を備えたストレージデバイスを作成します。 SLESのインストールのパーティション設定中、このディスクは次のディスクにパーティション設定する必要があります。
ディスク容量の要件 4 GBのスワップ容量
/var/spacewalk/
に130 GB XFSパーティション(または専用の仮想ディスク)/var/lib/pgsql/
に50 GB XFSパーティション(または専用の仮想ディスク) -
残りのストレージ容量は、ルートパーティションとしてオペレーティングシステムが使用します。 終了を選択してインストールを開始します。
SUSE Linux Enterprise Serverのインストールが始まります。 SUSE Linux Enterprise Serverのインストールの詳細については、次を参照してください:https://documentation.suse.com/sles/15-SP3/html/SLES-all/article-installation.html。
2. SUSE Managerの拡張機能の選択
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SUSE Linux Enterprise Serverのインストール中に、[
Extension and Module Selection
](拡張機能とモジュールの選択)画面が表示されます。この画面は、インストールプロセスの開始時に登録ステップをスキップすると表示されません。 SUSEに登録してログインしたことを確認します。
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SUSE Managerの拡張機能を選択し、次へボタンをクリックします。
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SUSE Linux Enterprise Serverのインストールを完了します。
