サーバ - YaSTを使用したマイナーバージョンのアップグレード

YaSTを使用してアップグレードを実行するには、オンライン移行ツールを使用します。

YaSTでオンライン移行ツールを使用できない場合、yast2-migrationパッケージおよび必要なすべてのパッケージをインストールします。 インストール後、YaSTを再起動し、ツールをYaSTで使用できることを確認してください。

SUSE Manager 4.0から4.2にアップグレードする前に、未発行のパッチがないことを確認してください。 未発行のパッチを確認するには、パッチ  パッチの管理  Unpublished(未発行)に移動します。 アップグレードする前に、未発行のパッチを発行または削除する必要があります。

プロシージャ: YaSTを使用したアップグレード
  1. コマンドプロンプトからrootとしてspacewalkサービスが実行されていないことを確認します。

    spacewalk-service stop
  2. YaSTオンライン移行ツールを起動します。

    yast2 migration

    古い更新がある場合、YaSTは、まずその更新のインストールを求める通知をします。 移行を実行する前に、すべてのパッケージ更新をインストールする必要があります。 詳細については、サーバ - パッチレベルのアップグレード(Zアップグレード)を参照してください。

    YaSTは、可能な移行ターゲットと詳細を表示します。

  3. 適切なターゲットを選択し、プロンプトに従って移行を実行します。

  4. サーバを再起動します。

  5. 再起動するとき、SUSE Manager spacewalkサービスは、PostgreSQLデータベースのバージョン 13への移行が完了するまで実行されません。

  6. テキストコンソールにrootとしてログインします。 4.1から4.2にアップグレードする場合は、データベース移行スクリプトを実行します。

    /usr/lib/susemanager/bin/pg-migrate-12-to-13.sh
  7. 4.0から4.2にアップグレードする場合は、データベース移行スクリプトを実行します。

    /usr/lib/susemanager/bin/pg-migrate-10-to-13.sh
  8. spacewalkサービスが実行されていることを確認します。

    spacewalk-service start

    spacewalk-schema-upgradeは不要になりました。 これは、spacewalk-service startの実行中に自動的に実行されます。

アップグレード中、YaSTは、推奨パッケージをすべてインストールします。 そのため、システムのインストールサイズが大幅に増加する可能性があります。 必須のパッケージのみをインストールするには、/etc/zypp/zypp.conf設定ファイルを開き、次の変数を設定します。

solver.onlyRequires = true
installRecommends = false

今後のすべてのパッケージ操作の動作が変更されます。