SLE Microクライアントの登録
このセクションでは、次の SLE Microオペレーティングシステムを実行しているクライアントの登録について説明します。
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SLE Micro 5.1、5.2、および5.3 x86-64
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SLE Micro 5.1、5.2、および5.3 ARM64
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SLE Micro 5.1、5.2、および5.3 IBM Z (s390x)
SLE Microは、エッジコンピューティング向けに構築された、極めて信頼性が高く軽量なオペレーティングシステムです。 SUSE Linux Enterpriseのエンタープライズレベルの強化されたセキュリティおよびコンプライアンスコンポーネントを活用し、最新の不変の開発者向けOSプラットフォームと統合します。
SLE Microはトランザクション更新を使用します。 トランザクション更新はアトミックであり(すべての更新はすべての更新が成功した場合にのみ適用されます)、ロールバックをサポートします。 システムが再起動されるまで変更はアクティブ化されないため、実行中のシステムには影響しません。 この情報は、
サブタブに表示されます。トランザクション更新の詳細については、https://documentation.suse.com/sles/15-SP3/html/SLES-all/cha-transactional-updates.htmlを参照してください。
DVDまたはISOイメージからインストールすると、 transactional-update pkg install salt-transactional-update |
1. ソフトウェアチャンネルの追加
SLE MicroクライアントをSUSE Managerサーバに登録する前に、必要なソフトウェアチャンネルを追加して同期する必要があります。
このプロシージャで必要な製品は次のとおりです。
OSバージョン | 製品名 |
---|---|
SLE Micro 5.1 x86-64 |
SUSE Linux Enterprise Micro 5.1 x86_64 |
SLE Micro 5.1 ARM64 |
SUSE Linux Enterprise Micro 5.1 aarch64 |
SLE Micro 5.1 s390x |
SUSE Linux Enterprise Micro 5.1 s390x |
SLE Micro 5.2 x86-64 |
SUSE Linux Enterprise Micro 5.2 x86_64 |
SLE Micro 5.2 ARM64 |
SUSE Linux Enterprise Micro 5.2 aarch64 |
SLE Micro 5.2 s390x |
SUSE Linux Enterprise Micro 5.2 s390x |
SLE Micro 5.3 x86-64 |
SUSE Linux Enterprise Micro 5.3 x86_64 |
SLE Micro 5.3 ARM64 |
SUSE Linux Enterprise Micro 5.3 aarch64 |
SLE Micro 5.3 s390x |
SUSE Linux Enterprise Micro 5.3 s390x |
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SUSE ManagerのWeb UIで、
に移動します。 -
検索バーを使用してクライアントのオペレーティングシステムおよびアーキテクチャに適切な製品を探し、適切な製品にチェックを付けます。 こうすることによって、すべての必須チャンネルに自動的にチェックが付きます。 また、
include recommended
トグルがオンになっている場合、すべての推奨チャンネルにもチェックが付きます。 矢印をクリックして関連製品の一覧を表示し、必要な追加製品にチェックが付いていることを確認します。 -
製品の追加をクリックし、製品の同期が完了するまで待機します。
または、コマンドプロンプトでチャンネルを追加できます。 このプロシージャで必要なチャンネルは次のとおりです。
OSバージョン | ベースチャンネル | 更新チャンネル |
---|---|---|
SLE Micro 5.1 x86-64 |
suse-microos-5.1-pool-x86_64 |
suse-microos-5.1-updates-x86_64 |
SLE Micro 5.1 ARM64 |
suse-microos-5.1-pool-arm64 |
suse-microos-5.1-updates-arm64 |
SLE Micro 5.1 IBM Z (s390x) |
suse-microos-5.1-pool-s390x |
suse-microos-5.1-updates-s390x |
SLE Micro 5.2 x86-64 |
suse-microos-5.2-pool-x86_64 |
suse-microos-5.2-updates-x86_64 |
SLE Micro 5.2 ARM64 |
suse-microos-5.2-pool-aarch64 |
suse-microos-5.2-updates-aarch64 |
SLE Micro 5.2 IBM Z (s390x) |
suse-microos-5.2-pool-s390x |
suse-microos-5.2-updates-s390x |
SLE Micro 5.3 x86-64 |
sle-micro-5.3-pool-x86_64 |
sle-micro-5.3-updates-x86_64 |
SLE Micro 5.3 ARM64 |
sle-micro-5.3-pool-arm64 |
sle-micro-5.3-updates-arm64 |
SLE Micro 5.3 IBM Z (s390x) |
sle-micro-5.3-pool-s390x |
sle-micro-5.3-updates-s390x |
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SUSE Manager サーバのコマンドプロンプトで root になり、
mgr-sync
コマンドを特定のチャンネルに対して実行します:mgr-sync add channel <channel_label_1> mgr-sync add channel <channel_label_2> mgr-sync add channel <channel_label_n>
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同期は自動的に開始されます。 チャンネルを手動で同期する場合、次のコマンドを使用します。
mgr-sync sync --with-children <channel_name>
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続行前に、同期が完了していることを確認してください。
2. 同期ステータスの確認
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SUSE ManagerのWeb UIで、
に移動し、[製品
]タブを選択します。 このダイアログには、同期中の各製品の完了バーが表示されます。 -
代わりに、
に移動し、リポジトリに関連付けられているチャンネルをクリックします。 [リポジトリ
]タブに移動し、[同期
]をクリックし、[同期状態
]をクリックします。
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SUSE Managerサーバのコマンドプロンプトで、rootとして、
tail
コマンドを使用して同期ログファイルを確認します。tail -f /var/log/rhn/reposync/<channel-label>.log
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それぞれの子チャンネルは、同期の進捗中にそれぞれのログを生成します。 同期が完了したことを確認するには、ベースチャンネルと子チャンネルのログファイルをすべて確認する必要があります。
3. クライアントの登録
クライアントの登録については、クライアント登録の概要を参照してください。