A SBDの基本的なiSCSIストレージ #
以下の手順を使用して、SBDで使用する基本的なiSCSIストレージを設定します。これらの手順は、テスト目的でのみ推奨されます。運用環境でiSCSIを使用する前に、SUSE Linux Enterprise Serverの『ストレージ管理ガイド』を参照してください。
iSCSIターゲットとして機能するSUSE Linux Enterprise Server仮想マシン。このVMはクラスタの一部ではありません。
Vmに2つの仮想ストレージデバイスがある(システム用に20 GBデバイス、SBD用に1 GBデバイス)。
高可用性クラスタにまだ追加されていない2つのSUSE Linux Enterprise Serverノード。
最初に、仮想マシンにiSCSIターゲットを設定します。
パッケージyast2-iscsi-lio-serverをインストールします:。
#zypper install yast2-iscsi-lio-serverYaSTで
iscsi-lio-serverモジュールを起動します:。#yast2 iscsi-lio-serverタブので、を選択します。
を有効にします。
タブで、を有効にします。
に、とを入力します。
に、とを入力します。このパスワードは、のパスワードとは異なる必要があります。
タブで、を選択します。
.com.exampleを置き換えて、名を変更します。このサーバのは自動的に入力されます。入力されない場合は、IPアドレスを今すぐ追加してください。
を選択します。
ウィンドウで、1GBストレージデバイスへのを入力します(例:
/dev/vbd)。を選択します。
を選択します。
を選択して、YaSTを閉じます。
ターゲットのセットアップを確認するには、ターゲットCLIに切り替えます。
#targetcli設定を表示します。
/>ls
次に、ノードにiSCSIイニシエータを設定します。両方のノードでこの手順を繰り返します。
必要なパッケージをインストールします。
#zypper install open-iscsi yast2-iscsi-clientiscsidサービスを開始します。#systemctl start iscsidYaSTで
iscsi-clientモジュールを開きます。#yast2 iscsi-clientタブで、を選択します。
iSCSIターゲットのIPアドレスを入力します。
をクリアします。
に、イニシエータのとを入力します。
に、ターゲットのとを入力します。
を選択します。
YaSTがiSCSIターゲットを検出したら、を選択します。
で、を選択します。
を選択します。
を選択して、YaSTを閉じます。
iSCSIイニシエータを確認します。
#lsscsi[0:0:1:0] cd/dvd QEMU QEMU DVD-ROM 2.5+ /dev/sr0 [2:0:0:0] disk LIO-ORG IBLOCK 4.0 /dev/sdaIBLOCKを含む行を探します。この例では、iSCSIデバイスは/dev/sdaです。iscsidサービスの状態を確認します。#systemctl status iscsid
/dev/disk/by-id/で固定デバイス名を見つけることができます。通常、iSCSIデバイスはscsi-SLIO-ORG_IBLOCKで開始します。
複数のディスクがある場合、コマンドlsblk -o name,serialを実行して、どの固定デバイス名がどの短縮名(例: /dev/sda)に対応するかを確認します。
クラスタを設定する際には、次のいずれかの方法を使用して固定デバイス名を指定します。
crm cluster initを実行する場合は、プロンプトが表示されたら、固定デバイス名を入力します。crm cluster initを実行する前に、/etc/sysconfig/sbdに固定デバイス名を追加します。SBD_DEVICE=/dev/disk/by-id/scsi-SLIO-ORG_IBLOCK_DEVICE_ID_STRING
crm cluster initを実行する場合は、次の質問にnと答えます。SBD is already configured to use /dev/disk/by-id/scsi-SLIO-ORG_IBLOCK_... - overwrite (y/n)?