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documentation.suse.com / SUSE Linux Enterprise Serverマニュアル / GNOMEユーザガイド / コネクティビティ、ファイル、およびリソース / ユーザデータのバックアップ
適用項目 SUSE Linux Enterprise Server 15 SP2

7 ユーザデータのバックアップ

バックアップツールは、ユーザがホームディレクトリや選択したファイルなどのデータをバックアップおよび復元できるようにするシンプルなフレームワークです。スケジュールされたバックアップまたは要求に応じたバックアップを作成し、このデータの以前の状態を再生できます。

Backups (バックアップ)アプリケーションを起動するには、Metaを押して、アクティビティ画面を開き、backを検索します。

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7.1 バックアップの設定

データのバックアップを開始する前に、バックアップするファイル、無視するファイル、およびバックアップの保存場所を設定します。

  1. Folders to save (保存するフォルダ)をクリックして、バックアップするフォルダを設定します。デフォルトで、ホームディレクトリが事前設定されています。プラスおよびマイナス記号を使用して、フォルダを追加または削除します。

  2. オプションで、Folders to ignore (無視するフォルダ)をクリックして、データをバックアップする際に無視するフォルダを設定します。デフォルトで、ごみ箱およびダウンロードディレクトリが事前設定されています。プラスおよびマイナス記号を使用して、フォルダを追加または削除します。

  3. バックアップを保存する場所を定義するには、Storage Location (ストレージ場所)をクリックします。Local Folder (ローカルフォルダ)ネットワークサーバ、またはクラウドストレージを選択できます。後者を選択する場合は、リストから既存のサービスを選択するか、Open Online Account Settings (オンラインアカウント設定を開く)をクリックしてサービスを追加します。Open Online Account Settings (オンラインアカウント設定を開く)を介して各オンラインサービスのログインアカウント情報を入力していることを確認します。

    ストレージ場所に関係なく、保存するバックアップが置かれているディレクトリ名を提供します。各マシンおよびデータのバックアップに簡単に関連付けることができる名前を選択することをお勧めします。

7.2 バックアップの作成

バックアップするフォルダおよび保存場所を設定した後で、バックアップするための2つの選択肢があります。1つ目は、バックアップを手動で開始することです。概要画面に切り替えて、Back Up Now (今すぐバックアップ)をクリックします。パスワードでバックアップを保護するかどうかを選択します。Forward(進む)により次に進みます。

2つ目のオプションは、自動バックアップをスケジュールすることです。Scheduling (スケジューリング)をクリックして、バックアップスケジュールを作成します。バックアップ頻度を入力し、バックアップを保存する期間を決定します。Automatic Backup (自動バックアップ)オンに切り替えて、スケジュール済みバックアップを有効にします。

7.3 データの復元

データの以前の状態を復元するには、概要画面に切り替えて、復元をクリックします。

  1. バックアップ場所、ディレクトリ名を選択し、進むで次に進みます。

  2. 復元するバックアップデータを選択し、進むで次に進みます。

  3. バックアップから元の場所または異なるディレクトリにファイルを復元するかどうかを選択します。Forward(進む)により次に進みます。

  4. 設定を確認します。必要に応じて、戻るに移動して、変更します。バックアップからのデータの復元を開始するには、復元をクリックします。