パート II インストール手順 #
- 7 ブートパラメータ
SUSE Linux Enterprise Serverでは、ブート時に複数のパラメータを設定できます。これらのパラメータを使用して、インストールデータの入手元を選択したり、ネットワーク環境設定を設定したりすることができます。
- 8 インストール手順
この章では、SUSE Linux Enterprise Server用のデータをターゲットデバイスにコピーするための手順について説明します。この手順では、新たにインストールしたシステム用にいくつかの基本設定パラメータを設定します。グラフィカルユーザインタフェースでは、順を追ってインストール処理を行えるようになっています。次に説明する手順は、第11章 「リモートインストール」で説明されているリモートインストール手順でも実行されます。テキストモードインストールはその表示内容が異なるだけで、手順は同じです。非対話型の自動インストールを実行する方法については、AutoYaST Guideを参照してください。
- 9 SUSE Linux Enterpriseの登録とモジュール/拡張機能の管理
テクニカルサポート情報や製品のアップデートを入手するには、SUSE Customer CenterでSUSE Linux Enterprise Serverを登録してアクティブ化する必要があります。この登録はインストール中に行うことをお勧めします。これにより、最新の更新プログラムとパッチが提供されているシステムをインストールできるようになるからです。ただし、ネットワークに接続していない場合や登録手順を飛ばしたい場合は、後でインストール済みシステムからいつでも登録できます。
モジュールおよび拡張機能はシステムに機能を追加し、必要に応じてシステムをカスタマイズすることができます。これらのコンポーネントも登録される必要があり、YaSTまたはコマンドラインツールで管理できます。詳細については、Modules and Extensions Quick Startを参照してください。
- 10
高性能のシステム設定には、特定のディスクセットアップが必要です。一般的なパーティショニングタスクは、すべてインストール時に実行可能です。ブロックデバイスで固定的なデバイス名を取得するには、/dev/disk/by-id/または/dev/disk/by-uuidの下のブロックデバイス名を使用します。論理ボリュームマネージャ(LVM)は、ディスクパーティショニング用のスキーマで、標準的なセットアップで使用される物理パーティショニングよりもずっと柔軟性が高くなるように設計されています。そのスナップショット機能を利用すれば、簡単にデータバックアップを作成できます。RAID (Redundant Arr…
- 11 リモートインストール
SUSE® Linux Enterprise Serverのインストールは、すべてネットワーク経由で実行することができます。この章では、ネットワーク経由でブート、インストール、およびインストール制御するために必要な環境について説明します。
- 12 トラブルシューティング
このセクションでは、インストール中に発生する可能性のある一般的な問題とその解決策を示します。