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documentation.suse.com / SUSE Linux Enterprise Serverマニュアル / ストレージ管理ガイド / ネットワークストレージ
適用項目 SUSE Linux Enterprise Server 15 SP3

パート IV ネットワークストレージ

  • 14 Linux用iSNS
  • ストレージエリアネットワーク(SAN)には、複数のネットワークにまたがる多数のディスクドライブを使用できます。これによって、デバイス検出とデバイスの所有権の判定が難しくなります。iSCSIイニシエータはSANのストレージリソースを識別し、どれにアクセスできるか判定できる必要があります。

  • 15 IPネットワークの大容量記憶域: iSCSI
  • コンピュータセンターや、サーバをサポートするサイトの主要タスクの1つは、適切なディスク容量を提供することです。この用途には、多くの場合、ファイバチャネルが使用されます。iSCSI(Internet SCSI)ソリューションは、ファイバチャネルに対する低コストの代替であり、コモディティサーバおよびEthernetネットワーキング装置を活用することができます。Linux iSCSIは、iSCSIイニシエータおよびiSCSI LIOターゲットのソフトウェアの提供により、Linuxサーバを中央ストレージシステムに接続します。

  • 16 Fibre Channel Storage over Ethernet Networks: FCoE
  • 多くの企業のデータセンターが、そのLANおよびデータトラフィックをEthernetに依存し、またそのストレージインフラストラクチャをファイバチャネルに依存しています。Open Fibre Channel over Ethernet (FCoE)イニシエータソフトウェアは、Ethernetアダプタが付いたサーバが、Ethernetネットワーク上でファイバチャネルストレージに接続できるようにします。このコネクティビティはこれまで、ファイバチャネルファブリック上にファイバチャネルアダプタを有するシステム用に、独占的に確保されていました。FCoEテクノロジは、ネットワークコンバージェンスを支援すること…

  • 17 NVMe over Fabric
  • この章では、NVMe over Fabricホストおよびターゲットの設定方法について説明します。

  • 18 デバイスのマルチパスI/Oの管理
  • 本項では、マルチパスI/O (MPIO)を使用して、サーバ/ブロックストレージデバイス間のマルチパスのフェールオーバーおよびパスの負荷分散を管理する方法について説明します。

  • 19 NFS共有ファイルシステム
  • ネットワークファイルシステム(NFS)は、ローカルファイルへのアクセスと非常によく似た方法で、サーバ上のファイルにアクセスできるプロトコルです。

    SUSE Linux Enterprise Server は、NFS v4.2をインストールし、これにより、スパースファイル、ファイルの事前割り当て、サーバ側のクローンとコピー、アプリケーションデータブロック(ADB)、および必須アクセス制御(MAC)用のラベル付きNFS (クライアントとサーバの両方でMACが必要)のサポートが導入されます。

  • 20 Samba
  • Sambaを使用すると、macOS、Windows、OS/2マシンに対するファイルサーバおよびプリントサーバをUnixマシン上に構築できます。Sambaは、今や成熟の域に達したかなり複雑な製品です。YaSTで、または環境設定ファイルを手動で編集することで、Sambaを設定します。

  • 21 autofsによるオンデマンドマウント
  • autofsは、指定したディレクトリをオンデマンドベースで自動的にマウントするプログラムです。これは高い効率を実現するためにカーネルモジュールに基づいており、ローカルディレクトリとネットワーク共有の両方を管理できます。これらの自動的なマウントポイントは、アクセスがあった場合にのみマウントされ、非アクティブな状態が一定時間続くとアンマウントされます。このオンデマンドの動作によって帯域幅が節約され、/etc/fstabで管理する静的マウントよりも高いパフォーマンスが得られます。autofsは制御スクリプトですが、automountは実際の自動マウントを実行するコマンド(デーモン)です。