パート IV ハードウェア設定 #
- 32 システムのキーボードレイアウト設定
YaSTの
モジュールでは、システムで使用するデフォルトのキーボードレイアウトを定義できます(このレイアウトはコンソールでも使用します)。ユーザのレベルでは、それぞれのXセッションで、デスクトップの各種ツールを使用してキーボードレイアウトを変更できます。- 33 サウンドカードの設定
YaSTでは、ほとんどのサウンドカードが自動的に検出され、適切な値で設定されます。デフォルト設定を変更する場合や自動設定できなかったサウンドカードを設定する場合は、YaSTのサウンドモジュールを使用します。このモジュールでは、追加のサウンドカードを設定したり、サウンドカードの順序を切り替えることもできます。
- 34 プリンタの設定
YaSTを使用して、ローカルプリンタとネットワークプリンタを設定できます。印刷に関する詳細(一般情報、技術詳細、トラブルシューティング)は、第24章 「プリンタの運用」に記載されています。
- 35 スキャナの設定
YaSTを使用して、スキャナまたはSCSIスキャナを設定できます。
sane-backends
パッケージには、ハードウェアドライバなどの、スキャナの使用に必要な必須コンポーネントが含まれています。HPのオールインワンデバイスを所有している場合は、35.1項 「HPのオールインワンデバイスの設定」を参照してください。ネットワークスキャナの設定方法については、35.3項 「ネットワーク経由のスキャン」を参照してください。- 36 電源管理
電源管理はラップトップコンピュータで特に重要ですが、他のシステムでも役に立ちます。ACPI (Advanced Configuration and Power Interface)は、最近のすべてのコンピュータ(ラップトップ、デスクトップ、サーバ)で使用できます。電源管理テクノロジでは、適切なハードウェアとBIOSルーチンを必要とします。ほとんどのラップトップと多くの新型デスクトップおよびサーバは、これらの必要条件を満たしています。電源の節約や騒音の低減のために、CPU周波数を制御することもできます。
- 37 永続的なメモリ
この章では、1つ以上のNVDIMMで構成される「永続的なメモリ」とも呼ばれる不揮発性メインメモリとSUSE Linux Enterprise Desktopの使用に関する追加情報を記載します。