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適用項目 SUSE Linux Enterprise Desktop 15 SP6

35 スキャナの設定

YaSTを使用して、スキャナまたはSCSIスキャナを設定できます。sane-backendsパッケージには、ハードウェアドライバなどの、スキャナの使用に必要な必須コンポーネントが含まれています。HPのオールインワンデバイスを所有している場合は、35.1項 「HPのオールインワンデバイスの設定」を参照してください。ネットワークスキャナの設定方法については、35.3項 「ネットワーク経由のスキャン」を参照してください。

手順 35.1: USBまたはSCSIのスキャナを設定する
  1. USBまたはSCSIスキャナをコンピュータに接続し、オンにします。

  2. YaSTを起動し、ハードウェア › スキャナの順に選択します。YaSTが、自動的に、スキャナのデータベースをビルドし、スキャナモデルの検出を試行します。

    USBまたはSCSIのスキャナが正しく検出されない場合は、まず、その他 › 検出の再開の順に選択して、再試行してください。

  3. スキャナをアクティブにするには、検出されたスキャナのリストからそれを選択して、編集をクリックします。

  4. リストからご使用のモデルを選択して、次へ完了をクリックします。

  5. その他 › >テストの順に選択して、正しいドライバを選択しているかどうか確認します。

  6. OKをクリックして、設定画面を閉じます。

35.1 HPのオールインワンデバイスの設定

HPのオールインワンデバイスは、ネットワーク経由で使用される場合でも、YaSTで設定できます。USB用HPオールインワンデバイスを所有している場合は、手順35.1「USBまたはSCSIのスキャナを設定する」の説明に従って設定を開始します。デバイスが正しく検出され、テストが成功した場合は、デバイスを使用できます。

USBデバイスが正しく検出されないか、HPのオールインワンデバイスがネットワークに接続している場合は、HPデバイスマネージャを実行します。

  1. YaSTを起動し、ハードウェア › スキャナの順に選択します。YaSTによってスキャナデータベースがロードされます。

  2. その他 › >hp-setupの起動の順に選択し、画面上の指示に従ってHPデバイスマネージャを起動します。HPデバイスマネージャを完了すると、YaSTスキャナモジュールによって自動検出が再開されます。

  3. その他 › テスト の順に選択して、デバイスをテストします。

  4. OKをクリックして、設定画面を閉じます。

35.2 ネットワーク経由のスキャナの共有

SUSE Linux Enterprise Desktopを使用すると、ネットワークでスキャナを共有できます。そのためには、次のようにスキャナを設定します。

  1. スキャナを設定します(第35章 「スキャナの設定参照)。

  2. その他 › ネットワーク経由のスキャンの順に選択します。

  3. サーバの設定 › ]>[sanedで許可するクライアントの順に選択して、スキャナの使用を許可するクライアントのホスト名(カンマで区切る)を入力し、OKをクリックして設定のダイアログを終了します。

35.3 ネットワーク経由のスキャン

ネットワーク上で共有されるスキャナを使用するには、次の手順に従います。

  1. YaSTを起動し、ハードウェア › スキャナの順に選択します。

  2. その他 › ネットワーク経由のスキャンの順に選択して、ネットワークスキャナの設定メニューを開きます。

  3. クライアントの設定 › netメタドライバで使用するサーバの順に選択して、スキャナの接続先にするコンピュータのホスト名を入力します。

  4. OKをクリックして、終了します。これで、ネットワークスキャナが[スキャナの設定]ウィンドウに表示され、使用できる状態になりました。