35 スキャナの設定 #
YaSTを使用して、スキャナまたはSCSIスキャナを設定できます。sane-backendsパッケージには、ハードウェアドライバなどの、スキャナの使用に必要な必須コンポーネントが含まれています。HPのオールインワンデバイスを所有している場合は、35.1項 「HPのオールインワンデバイスの設定」を参照してください。ネットワークスキャナの設定方法については、35.3項 「ネットワーク経由のスキャン」を参照してください。
USBまたはSCSIスキャナをコンピュータに接続し、オンにします。
YaSTを起動し、 › の順に選択します。YaSTが、自動的に、スキャナのデータベースをビルドし、スキャナモデルの検出を試行します。
USBまたはSCSIのスキャナが正しく検出されない場合は、まず、 › の順に選択して、再試行してください。
スキャナをアクティブにするには、検出されたスキャナのリストからそれを選択して、をクリックします。
リストからご使用のモデルを選択して、とをクリックします。
› の順に選択して、正しいドライバを選択しているかどうか確認します。
をクリックして、設定画面を閉じます。
35.1 HPのオールインワンデバイスの設定 #
HPのオールインワンデバイスは、ネットワーク経由で使用される場合でも、YaSTで設定できます。USB用HPオールインワンデバイスを所有している場合は、手順35.1「USBまたはSCSIのスキャナを設定する」の説明に従って設定を開始します。デバイスが正しく検出され、が成功した場合は、デバイスを使用できます。
USBデバイスが正しく検出されないか、HPのオールインワンデバイスがネットワークに接続している場合は、HPデバイスマネージャを実行します。
YaSTを起動し、 › の順に選択します。YaSTによってスキャナデータベースがロードされます。
› の順に選択し、画面上の指示に従ってHPデバイスマネージャを起動します。HPデバイスマネージャを完了すると、YaSTスキャナモジュールによって自動検出が再開されます。
› の順に選択して、デバイスをテストします。
をクリックして、設定画面を閉じます。
35.2 ネットワーク経由のスキャナの共有 #
SUSE Linux Enterprise Desktopを使用すると、ネットワークでスキャナを共有できます。そのためには、次のようにスキャナを設定します。
スキャナを設定します(第35章 「スキャナの設定」参照)。
› の順に選択します。
› の順に選択して、スキャナの使用を許可するクライアントのホスト名(カンマで区切る)を入力し、をクリックして設定のダイアログを終了します。
35.3 ネットワーク経由のスキャン #
ネットワーク上で共有されるスキャナを使用するには、次の手順に従います。
YaSTを起動し、 › の順に選択します。
› の順に選択して、ネットワークスキャナの設定メニューを開きます。
› の順に選択して、スキャナの接続先にするコンピュータのホスト名を入力します。
をクリックして、終了します。これで、ネットワークスキャナが[スキャナの設定]ウィンドウに表示され、使用できる状態になりました。