適用項目 SUSE Linux Enterprise High Availability 15 SP6
パート IV 保守とアップグレード #
- 28 保守タスクの実行
クラスタノードで保守タスクを実行するには、そのノードで実行中のリソースを停止し、それらを移動するか、あるいはそのノードをシャットダウンするか再起動する必要がある場合があります。また、クラスタからリソースの制御を一時的に引き継ぐか、またはリソースを実行中のままにしてクラスタサービスを停止することも必要な場合があります。
この章では、負の影響を及ぼすことなくクラスタノードを手動で切断する方法について説明します。また、クラスタスタックが保守タスクを実行するために提供するさまざまなオプションの概要についても説明します。
- 29 クラスタアップグレードとソフトウェアパッケージの更新
この章では、次の2つの異なるシナリオ(SUSE Linux Enterprise High Availabilityの別バージョン(メジャーリリースまたはサービスパック)へのクラスタアップグレード、およびクラスタノード上の各パッケージの更新について説明します。29.2項 「最新の製品バージョンへのクラスタアップグレード」および29.3項 「クラスタノード上のソフトウェアパッケージの更新」を参照してください。
クラスタをアップグレードする場合、アップグレードを開始する前に、29.2.1項 「SLE HAおよびSLE HA Geoでサポートされるアップグレードパス」および29.2.2項 「アップグレード前に必要な準備」を確認してください。