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適用先 SUSE Linux Enterprise Server for SAP Applications 15 SP3

A SLES-SAP用の追加ソフトウェア

SUSE Linux Enterprise Server for SAP Applicationsでは、購読に含まれていないソフトウェアを簡単にインストールできます。

  • 拡張機能とモジュールにより、SUSEによって作成され、サポートされている追加のソフトウェアをインストールできます。拡張機能とモジュールに関する詳細については、『導入ガイド』初期のシステム設定パートの章、モジュール、拡張機能、およびサードパーティ製アドオン製品のインストール(https://documentation.suse.com/sles-15)を参照してください。

  • SUSE Connect Program (SUSE Connectプログラム)では、サードパーティによって作成され、サポートされている、特にSLES-SAP向けのパッケージをインストールできます。また、サードパーティのトレーニングとサポートにも簡単にアクセスできます。A.2項 「SUSE Connectプログラム」を参照してください。

  • SUSE Package Hubでは、サポートなしで、SUSE Linux Enterpriseコミュニティによって作成されたパッケージをインストールできます。A.3項 「PackageHub」を参照してください。

A.1 SUSE Linux Enterprise Server for SAP Applicationsの基本製品の特定

SUSE製品を特定し、区別するには、以下のファイルのいずれかを使用します。

/etc/os-release

シェル互換の変数割り当てに類似した、キー値ペアを持つテキストファイル。各キーは別々の行にあります。

CPE_NAMEキーを検索できます。ただし、異なるリリースおよびサービスパック間で、値が変更されている可能性があります。さらに詳細が必要な場合は、https://www.suse.com/support/kb/doc/?id=7023490にある記事を参照してください。

/etc/product.d/baseproduct

XMLファイルへのリンク。/etc/product.d/ディレクトリには、異なる.prodファイルが含まれています。

購入した製品、システムをインストールした方法に応じて、リンク/etc/product.d/baseproductは異なる.prodファイルを指す可能性があります。たとえば、sle-module-sap-applications.prodCPE_NAMEと同じ情報がタグ <cpeid>に保存されます。

その他の情報として、両方のファイルにオペレーティングシステムと基本製品が含まれています。基本製品(キーCPE_NAMEおよびタグ <cpeid>)は、Common Platform Enumeration仕様に従います。

コマンドgrepまたはxmlstarlet (どちらも製品で使用可能)のいずれかを使用して、ファイル/etc/product.d/baseproductから情報を引き出すことができます。XMLもテキストであるため、出力の形式がそれほど重要でない場合は、単純な検索grepを使用します。ただし、検索がより高度な場合、別のスクリプトでの出力が必要な場合、または出力にXMLタグを避けたい場合は、代わりに、xmlstarletコマンドを使用します。

たとえば、基本製品を取得するには、次のようにgrepを使用します。

tux > grep cpeid /etc/products.d/baseproduct
<cpeid>cpe:/o:suse:sle-module-sap-applications:RELEASE:spSP_NUMBER</cpeid>

RELEASESP_NUMBERはプレースホルダで、製品リリース番号とサービスパックを示しています。

xmlstarletでも同じことができます。XPath (情報に導く手順)が必要です。適切なオプションを使用すると、 <cpeid>/</cpeid> タグを避けることができます。

tux > xmlstarlet sel -T -t -v "/product/cpeid" /etc/products.d/baseproduct
cpe:/o:suse:sle-module-sap-applications:RELEASE:spSP_NUMBER

(grepでは難しい)より高度な検索では、他の製品に必要なすべての依存関係を一覧表示します。basenamesle-module-sap-applications.prodを指していると仮定して、次のコマンドは、SUSE Linux Enterprise Server for SAP Applicationsに必要なすべての製品依存関係を出力します。

>tux > xmlstarlet sel -T -t -v "/product/productdependency[@relationship='requires']/@name" /etc/products.d/baseproduct
SUSE_SLE
sle-ha

A.2 SUSE Connectプログラム

SUSE Connect Program (SUSE Connectプログラム)を使用してYaSTコントロールセンターからSUSE Connectプログラムを起動します。使用可能なオプションから選択します。ソフトウェアリポジトリを有効にするには、リポジトリの追加をクリックします。

SUSE Connectプログラムによって有効化されるすべてのソフトウェアは、サードパーティから提供されます。サポートについては、対象のベンダーにお問い合わせください。SUSEでは、これらのオファリングのサポートは提供していません。

注記
注記: SUSEConnectコマンドラインツール

SUSEConnectコマンドラインツールは、異なる目的の別のツールです。SUSE製品のインストールを登録できます。

A.3 PackageHub

PackageHubでは、以前はopenSUSEでのみ使用可能であったSLEの多数のパッケージを用意しています。SUSE Package Hubのパッケージは、コミュニティによって作成され、サポートなしで提供されています。たとえば、セクションには次のものが含まれます。

  • Rプログラミング言語

  • Haskellプログラミング言語

  • KDE5デスクトップ

PackageHubを有効にするには、https://packagehub.suse.com/how-to-use/に記載されるようにリポジトリを追加します。

詳細については、https://packagehub.suse.comにあるPackageHubのWebサイトを参照してください。

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