5 Rancher Dashboard拡張機能 #
拡張機能により、ユーザ、開発者、パートナー、および顧客はRancher UIを拡張および強化できます。SUSE Edge 3.0では、KubeVirtとAkriのダッシュボード拡張機能を提供しています。
Rancher Dashboard拡張機能の一般情報については、Rancherのドキュメント
を参照してください。
5.1 前提条件 #
拡張機能を有効にするには、Rancherにui-plugin operatorがインストールされている必要があります。Rancher Dashboard
UIを使用している場合、左側のナビゲーションの[Configuration
(設定)]セクションの[Extensions
(拡張機能)]に移動します。ui-plugin operatorがインストールされていない場合、こちら
で説明されているように、拡張機能のサポートを有効にするように求めるプロンプトが表示されます。
operatorは、次のようにHelmを使用してインストールすることもできます。
helm repo add rancher-charts https://charts.rancher.io/
helm upgrade --create-namespace -n cattle-ui-plugin-system \
--install ui-plugin-operator rancher-charts/ui-plugin-operator
helm upgrade --create-namespace -n cattle-ui-plugin-system \
--install ui-plugin-operator-crd rancher-charts/ui-plugin-operator-crd
または、専用のGitRepoリソースを作成してFleetを使用してインストールすることもできます。詳細については、Fleetのセクションとfleet-examples
リポジトリを参照してください。
5.2 インストール #
ダッシュボード拡張機能を含むすべてのSUSE Edge 3.0コンポーネントは、OCIアーティファクトとして配布されます。Rancher
Dashboard Apps/Marketplaceは、OCIベースのHelmリポジトリをまだ
サポートしていません。したがって、SUSE
Edge拡張機能をインストールするには、HelmまたはFleetを使用できます。
5.2.1 Helmを使用したインストール #
# KubeVirt extension
helm install kubevirt-dashboard-extension oci://registry.suse.com/edge/kubevirt-dashboard-extension-chart --version 1.0.0 --namespace cattle-ui-plugin-system
# Akri extension
helm install akri-dashboard-extension oci://registry.suse.com/edge/akri-dashboard-extension-chart --version 1.0.0 --namespace cattle-ui-plugin-system
拡張機能はcattle-ui-plugin-system
ネームスペースにインストールする必要があります。
拡張機能がインストールされたら、Rancher Dashboard UIを再ロードする必要があります。
5.2.2 Fleetを使用したインストール #
Fleetを使用してダッシュボード拡張機能をインストールするには、カスタムのfleet.yaml
バンドル設定ファイルを使用して、Gitリポジトリを指すgitRepo
リソースを定義する必要があります。
# KubeVirt extension fleet.yaml
defaultNamespace: cattle-ui-plugin-system
helm:
releaseName: kubevirt-dashboard-extension
chart: oci://registry.suse.com/edge/akri-dashboard-extension-chart
version: "1.0.0"
# Akri extension fleet.yaml
defaultNamespace: cattle-ui-plugin-system
helm:
releaseName: akri-dashboard-extension
chart: oci://registry.suse.com/edge/akri-dashboard-extension-chart
version: "1.0.0"
releaseName
プロパティは必須です。また、拡張機能をui-plugin-operatorで正しくインストールするには、拡張機能の名前に一致する必要があります。
cat <<- EOF | kubectl apply -f -
apiVersion: fleet.cattle.io/v1alpha1
metadata:
name: edge-dashboard-extensions
namespace: fleet-local
spec:
repo: https://github.com/suse-edge/fleet-examples.git
branch: main
paths:
- fleets/kubevirt-dashboard-extension/
- fleets/akri-dashboard-extension/
EOF
詳細については、Fleetのセクションおよびfleet-examples
のリポジトリを参照してください。
拡張機能がインストールされると、その拡張機能が[Extensions
(拡張機能)]セクションの[Installed
(インストール済み)]タブに表示されます。拡張機能はApps/Marketplace経由でインストールされたものではないため、「Third-Party
(サードパーティ)
」というラベルが付きます。
5.3 KubeVirtダッシュボード拡張機能 #
KubeVirt拡張機能は、Rancher Dashboard UIに基本的な仮想マシン管理機能を提供します。その機能については、エッジの仮想化を参照してください。
5.4 Akriダッシュボード拡張機能 #
Akriは、異種リーフデバイス(IPカメラやUSBデバイスなど)をKubernetesクラスタのリソースとして簡単に公開できると同時に、GPUやFPGAなどの組み込みハードウェアリソースの公開もサポートするKubernetesリソースインタフェースです。Akriは、このようなデバイスにアクセスできるノードを継続的に検出し、それらに基づいてワークロードをスケジュールします。
Akriダッシュボード拡張機能を使用すると、Rancher Dashboardユーザインタフェースを使用して、リーフデバイスを管理および監視し、デバイスが検出されたらワークロードを実行できます。
拡張機能については、Akriに関するセクションで詳しく説明されています。