20 Endpoint Copier Operator #
Endpoint Copier Operatorは、Kubernetesサービスとエンドポイントのコピーを作成し、同期を維持することを目的としたKubernetesオペレータです。
20.1 SUSE EdgeでのEndpoint Copier Operatorの用途 #
SUSE Edgeでは、Endpoint Copier
OperatorがK3s/RKE2クラスタの高可用性(HA)セットアップを実現するために重要な役割を果たします。これは、LoadBalancer
タイプのkubernetes-vip
サービスを作成することで達成され、そのエンドポイントがkubernetesエンドポイントと常に同期を維持するようにします。公開されているIPアドレスはクラスタに参加するために他のノードから使用されるため、MetalLB
(第19章 「MetalLB」)は
kubernetes-vip
サービスを管理するために活用されます。
20.2 ベストプラクティス #
Endpoint Copier Operatorの使用に関する包括的なドキュメントについては、こちらをご覧ください。
また、Endpoint Copier OperatorとMetalLBを使用してK3s/RKE2HA セットアップを実行するする方法については、SUSEのガイド(第25章 「K3s上のMetalLB (レイヤ2モードを使用)」)を参照してください。
20.3 既知の問題 #
現在、Endpoint Copier Operatorは1つのサービス/エンドポイントにのみ対応しています。今後、複数のサービス/エンドポイントをサポートする機能拡張が予定されています。