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30 Edge Image Builder

30.1 一般

  • Linux以外の環境でこれらの手順に従ってイメージを構築する場合、仮想マシン経由でPodmanを実行している可能性があります。デフォルトでは、この仮想マシンにはシステムリソースが少量割り当てられるように設定され、RPM解決プロセスなどのリソース集約的な操作を実行する際に、Edge Image Builderが不安定な動作を引き起こす可能性があります。その場合は、Podmanマシンのリソースを調整する必要があります。調整するには、Podman Desktop (設定の歯車→ Podmanマシン編集アイコン)を使用するか、直接podman-machine-setコマンドを実行してください。

  • 現時点では、Edge Image Builderはクロスアーキテクチャセットアップでイメージを構築できません。すなわち、以下の環境で実行する必要があります。

    • SL Micro aarch64イメージを構築する場合は、AArch64システム(Apple Siliconなど)

    • SL Micro x86_64イメージを構築する場合は、AMD64/Intel 64システム

30.2 Kubernetes

  • マルチノードのKubernetesクラスタを作成するには、定義ファイルのkubernetesセクションを以下を実行するように調整する必要があります。

    • kubernetes.nodesの下にすべてのサーバおよびエージェントノードをリストする。

    • kubernetes.network.apiVIPの下に、すべてのnon-initializerノードがクラスタに参加するために使用する仮想IPアドレスを設定する。

    • オプションで、kubernetes.network.apiHostの下に、クラスタにアクセスするためのドメインアドレスを指定するようにAPIホストを設定する。この設定の詳細については、Kubernetesセクションのドキュメントを参照してください。

  • Edge Image Builderは、異なるノードのホスト名に基づいてそのKubernetesタイプ(サーバまたはエージェント)を決定します。この設定は定義ファイルで管理されていますが、マシンの一般的なネットワーキングセットアップには、第12章 「Edgeネットワーキングで説明されているDHCP設定を使用できます。

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