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9 SUSE Linux Micro

SUSE Linux Micro公式ドキュメントを参照してください。

SUSE Linux Microは、エッジ向けの軽量でセキュアなオペレーティングシステムです。SUSE Linux Microには、SUSE Linux Enterpriseのエンタープライズ向けに強化されたコンポーネントと、開発者が最新のイミュータブルオペレーティングシステムに求める機能が統合されています。その結果、クラス最高のコンプライアンスを備えた信頼性の高いインフラストラクチャプラットフォームが実現し、使いやすさも向上しています。

9.1 SUSE EdgeでのSUSE Linux Microの用途

SUSEでは、SUSE Linux Microをプラットフォームスタックのベースオペレーティングシステムとして使用します。これにより、構築基盤となる、安全で安定した最小限のベースが提供されます。

SUSE Linux Microでは、独自の方法でファイルシステム(Btrfs)スナップショットを使用しており、アップグレードで問題が発生した場合に簡単にロールバックできます。これにより、問題が発生した場合、物理的にアクセスしなくてもプラットフォーム全体をリモートで安全にアップグレードできます。

9.2 ベストプラクティス

9.2.1 インストールメディア

SUSE Edgeは、Edge Image Builder (第11章 「Edge Image Builder)を使用して、SUSE Linux Microのセルフインストールのインストールイメージを事前設定します。

9.2.2 ローカル管理

SUSE Linux Microには、Webアプリケーションでホストをローカルに管理できるCockpitが付属しています。

このサービスはデフォルトでは無効になっていますが、systemdサービスcockpit.socketを有効にすることで開始できます。

9.3 既知の問題

  • 現時点では、SUSE Linux Microで利用可能なデスクトップ環境はありませんが、コンテナ化されたソリューションが開発中です。

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