1. SLE Micro 5.5ホストの準備
1.1. インストールメディアのダウンロード
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https://www.suse.com/download/sle-micro/でSLE Micro 5.5のインストールメディアを見つけます。
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SLE-Micro-5.5-DVD-x86_64-GM-Media1.iso
をダウンロードします。 -
インストール用のDVDまたはUSBフラッシュドライブ(ダウンロードした
.iso
イメージを含む)を準備します。
1.2. SLE Micro 5.5のインストール
マシン(仮想または物理)の準備の詳細については、SLE Micro 5.5 Deployment Guideを参照してください。
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SLE Micro 5.5のインストールイメージを含むDVDまたはUSBフラッシュドライブ(USBディスクまたはキー)を挿入します。
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システムをブートまたは再起動します。
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矢印キーを使用して
インストール
を選択します。 -
キーボードと言語を調整します。
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チェックボックス
をクリックしてライセンス契約に同意します。 -
次へ
をクリックして続行します。 -
登録方法を選択します。この例では、SUSE Customer Centerを使用してサーバを登録します。
SUSE Manager 5.0コンテナは拡張機能としてインストールされます。以下のリストから必要な特定の拡張機能に応じて、それぞれに追加のSUSE Customer Center登録コードが必要です。
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SUSE Manager 5.0サーバ
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SUSE Manager 5.0プロキシ
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SUSE Manager 5.0 Retail Branch Server
SLE Micro 5.5エンタイトルメントはSUSE Managerエンタイトルメントに含まれているため、別途登録コードは必要ありません。
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SUSE Customer Centerの電子メールアドレスを入力します。
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SLE Micro 5.5の登録コードを入力します。
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次へ
をクリックして続行します。 -
プロキシをインストールするにはSUSE Manager 5.0プロキシ拡張機能、サーバをインストールするにはSUSE Manager 5.0サーバ拡張機能の
チェックボックス
を選択します。 -
次へ
をクリックして続行します。 -
SUSE Manager 5.0拡張機能の登録コードを入力します。
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次へをクリックして続行します。
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NTP設定
ページで、次へをクリックします。 -
Authentication for the System (システムの認証)
ページで、rootユーザのパスワードを入力します。次へをクリックします。 -
インストール設定
ページで、インストールをクリックします。
これで、拡張機能としてのSLE Micro 5.5とSUSE Manager 5.0のインストールが完了しました。
1.3. オプション: コマンドラインからの登録
SLE Micro 5.5のインストール中にSUSE Manager 5.0を拡張機能として追加した場合は、このプロシージャはスキップして構いません。ただし、オプションで、登録を行なわずに次へ進むボタンを選択することによりSLE Micro 5.5のインストール中に登録をスキップできます。このセクションでは、SLE Micro 5.5のインストール後に製品を登録するステップについて説明します。
次のステップでは、SUSE Manager 5.0拡張機能をx86-64アーキテクチャに登録します。そのため、x86-64アーキテクチャの登録コードが必要になります。ARMまたはs390xアーキテクチャを登録する場合は、正しい登録コードを使用してください。 |
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次のコマンドで利用可能な拡張機能を一覧表示します。
transactional-update --quiet register --list-extensions
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利用可能な拡張機能のリストから、インストールしたい拡張機能を選択します。
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サーバをインストールする場合は、次のコマンドで SUSE Manager Server Extension 5.0 x86_64の登録コードを使用します。
transactional-update register -p SUSE-Manager-Server/5.0/x86_64 -r <reg_code>
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プロキシをインストールする場合は、次のコマンドでSUSE Manager Proxy Extension 5.0 x86_64の登録コードを使用します。
transactional-update register -p SUSE-Manager-Proxy/5.0/x86_64 -r <reg_code>
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再起動します。
1.4. システムの更新
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rootとしてログインします。
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transactional-updateを実行します。
transactional-update
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再起動します。
SLE Microはデフォルトで自動的に自己更新するように設定されており、更新が適用されると再起動します。ただし、この動作はSUSE Manager環境では望ましくありません。サーバの自動更新を防ぐために、SUSE Managerでは、ブートストラッププロセス中にトランザクション更新タイマーが無効化されます。 SLE Microのデフォルトの動作を使用したい場合は、次のコマンドを実行してタイマーを有効にします。
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