Web UIでクライアントを登録する
1. 概要
Web UIを使用してクライアントをブートストラップする場合、Salt SSHを使用してクライアントでブートストラッププロセスを実行します。Salt SSHは、Salt Bundleおよびそれに含まれているPythonインタープリターを使用します。したがって、その他のPythonインタープリターをクライアントにインストールする必要はありません。
Salt Bundleはブートストラップリポジトリと一緒に利用可能になります。 したがって、クライアントでブートストラッププロセスを開始する前にブートストラップリポジトリを作成する必要があります。 シェルスクリプトは、クライアントのオペレーティングシステムを検出し、適切なブートストラップリポジトリからSalt Bundleを配備し、ブートストラップスクリプトと同じロジックを使用します。
詳細については、ブートストラップリポジトリー作成の準備を参照してください。
| SUSE Managerサーバをこのサーバ自体に登録しないでください。SUSE Managerサーバは個別に管理するか、別のSUSE Managerサーバを使用して管理する必要があります。複数のサーバを使用する方法の詳細については、Multiple Servers with Hub to Manage Large Scale Deploymentsを参照してください。 | 
2. Web UIでクライアントを登録する
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SUSE ManagerのWeb UIで、に移動します。 
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[ ホスト]フィールドに、ブートストラップするクライアントの完全修飾ドメイン名(FQDN)を入力します。
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[ SSHポート]フィールドに、クライアントを接続してブートストラップするために使用するSSHポート番号を入力します。 デフォルトでは、SSHポートは22です。
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[ ユーザ]フィールドに、クライアントにログインするユーザ名を入力します。 デフォルトでは、ユーザ名はrootです。
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[ 認証]方法を選択します。- 
SSHキーでクライアントをブートストラップするには、[ 認証]フィールドで、[SSH機密鍵]にチェックを付け、クライアントへのログインに使用するSSH秘密鍵をアップロードします。 SSH秘密鍵でパスフレーズが必要な場合、[SSH機密鍵のパスフレーズ]フィールドに入力します。パスフレーズがない場合には空白のままにします。
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パスワードでクライアントをブートストラップするには、[ 認証]フィールドで、[パスワード]にチェックを付け、クライアントへのログインに使用するパスワードを入力します。
 
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[ アクティベーションキー]フィールドで、クライアントのブートストラップに使用するソフトウェアチャンネルに関連付けられているアクティベーションキーを選択します。 詳細については、アクティベーションキーを参照してください。
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オプション: [ プロキシ]フィールドで、クライアントの登録先にするプロキシを選択します。
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デフォルトでは、[ Disable SSH Strict Key Host Checking](SSH厳密キーホストの確認を無効にする)チェックボックスにチェックが付いています。 このチェックボックスにチェックが付いていると、ブートストラッププロセスは、手動認証なしでSSHホストキーを自動的に受け入れます。
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オプション: [ Manage System Completely via SSH](SSHでシステムを完全に管理する)チェックボックスにチェックを付けます。 このオプションにチェックを付けると、サーバへの接続にSSHを使用するようにクライアントは設定され、その他の接続メソッドは設定されません。接続メソッドの詳細については、クライアントの接続メソッドを参照してください。 
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ブートストラップをクリックして、登録を開始します。 
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ブートストラッププロセスが完了したら、クライアントは[]にリストされます。 
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3. ローカルで割り当てられたリポジトリの取り扱い
SUSE Managerがサービスを提供しないクライアントにリポジトリを直接割り当てることは、一般的なユースケースではありません。 問題の原因になる可能性があります。 したがって、Saltを介してブートストラップすることで、ブートストラッププロセスの開始時にすべてのローカルリポジトリを無効にします。
その後、Highstateやパッケージのインストールを実行するなど、チャンネルの状態を使用するたびに、ローカルに割り当てられたすべてのリポジトリが再び無効になります。
クライアントで使用されるすべてのソフトウェアパッケージは、SUSE Managerがサービスを提供するチャンネルから取得される必要があります。 カスタムチャンネルの作成の詳細については、カスタムチャンネルのカスタムチャンネルを参照してください。