仮想ホストマネージャおよびAzure

仮想ホストマネージャ(VHM)を使用して、Microsoft Azureからインスタンスを収集できます。

VHMを使用すると、SUSE Managerは、使用している仮想マシンに関する情報を取得して報告できます。 VHMの詳細については、仮想ホストマネージャを参照してください。

1. 前提条件

作成したVHMは、Azure VMにアクセスするために、正しいパーミッションが割り当てられている必要があります。

サブスクリプション管理者としてAzureアカウントにログインし、Azureユーザアカウントとアプリケーションが正しいグループに属していることを確認してください。 アプリケーションが属しているグループによって、そのロールが決まり、パーミッションが決まります。

2. Azure VHMの作成

仮想ホストマネージャ(VHM)はSUSE Managerサーバ上で動作します。

virtual-host-gatherer-libcloudパッケージをSUSE Managerサーバにインストール済みであることを確認してください。

プロシージャ: Azure VHMの作成
  1. SUSE ManagerのWeb UIで、システム  仮想ホストマネージャに移動します。

  2. 作成をクリックし、ドロップダウンメニューから[Azure]を選択します。

  3. Add an Azure Virtual Host Manager](Azure仮想ホストマネージャの追加)セクションで、次のパラメータを使用します。

    • ラベル]フィールドにVHMのカスタム名を入力します。

    • Subscription ID](サブスクリプションID)フィールドに、Azure portal > Services > SubscriptionsページにあるサブスクリプションIDを入力します。

    • Application ID](アプリケーションID)フィールドに、このアプリケーションを登録したときに収集したアプリケーションIDを入力します。

    • Tenant ID](テナントID)フィールドに、このアプリケーションを登録したときに収集したAzureが提供するテナントIDを入力します。

    • Secret Key](秘密鍵)フィールドに、Azureインスタンスに関連付けられた秘密鍵を入力します。

    • Zone](ゾーン)フィールドに、VMが存在するゾーンを入力します。たとえば、西ヨーロッパの場合、westeuropeと入力します。 これは、サブスクリプションマッチングを動作させるために必要です。

  4. 作成をクリックして変更を保存し、VHMを作成します。

  5. 仮想ホストマネージャ]ページで、新しいVHMを選択します。

  6. プロパティ]ページで、データの更新をクリックし、新しいVHMを評価します。

評価されたオブジェクトおよびリソースを表示するには、システム  システム一覧  仮想システムに移動します。

3. パーミッションの割り当て

パーミッションが正しく設定されていない場合、virtual-host-gathererを実行すると次のようなエラーが発生する場合があります。

General error:(一般エラー:)[AuthorizationFailed] The client 'client_name' with object id 'object_ID' does not have authorization to perform action 'Microsoft.Compute/virtualMachines/read' over scope '/subscriptions/not-very-secret-subscription-id' or the scope is invalid.([AuthorizationFailed]オブジェクトID「object_ID」のクライアント「client_name」には、アクション「Microsoft.Compute/virtualMachines/read」をスコープ「/subscriptions/not-very-secret-subscription-id」を超えて実行する権限がありません。またはスコープが無効です。)If access was recently granted, please refresh your credentials.(アクセスが最近付与された場合は、資格情報を更新してください。)

正しい資格情報を判断するには、SUSE Managerサーバのプロンプトで次のコマンドを実行します。

virtual-host-gatherer -i input_azure.json -o out_azure.json -vvv

input_azure.jsonファイルには次の情報が含まれています。

[
    {
         "id": "azure_vhm",
         "module": "Azure",
         "subscription_id": "subscription-id",
         "application_id": "application-id",
         "tenant_id": "tenant-id",
         "secret_key": "secret-key",
         "zone": "zone"
     }
 ]

4. Azure UUID

Azureパブリッククラウドで実行されているインスタンスは、このUUIDをSUSE Managerサーバに報告できます。

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