サーバ間同期 - バージョン2

複数のSUSE Managerがインストールされている場合は、サーバ間でコンテンツをコピーする必要があります。 サーバ間同期(ISS)を使用すると、あるサーバ(ソース)からデータをエクスポートし、別の(ターゲット)サーバにインポートできます。 これは、ハブ配備シナリオや切断されたセットアップに役立ちます。

バージョン2のISS実装では、SUSEはマスター/スレーブの概念を削除しました。 コンテンツは、SUSE Managerサーバ間で任意の方向にエクスポートおよびインポートできます。

1. ISSパッケージのインストール

ISSを使用するには、ソースサーバとターゲットサーバにinter-server-syncパッケージをインストールする必要があります。

2. コンテンツ同期

サーバコンテナで手順を実行する前に、mgrctl termを使用します。

プロシージャ: ソースサーバへのデータのエクスポート
  1. ソースサーバのコマンドラインで、ISSエクスポートコマンドを実行します。 -hオプションでは、詳細なヘルプを提供します。

    inter-server-sync export -h

エクスポートプロシージャにより、インポートプロシージャに必要なデータをすべて含む出力ディレクトリが作成されます。

プロシージャ: ターゲットサーバへのエクスポートディレクトリのコピー
  1. ソースサーバのコンテンツをターゲットサーバに同期する必要があります。 コマンドラインで、rootとして、次のコマンドを実行します。

    rsync -r <PATH_EXPORTED_DIR> root@<TARGET_SERVER>:~/

すべてのコンテンツがコピーされたら、そのインポートを開始します。

プロシージャ: ターゲットサーバへのデータのインポート
  1. ターゲットサーバのコマンドラインで、ISSインポートコマンドを実行します。 -hオプションにより詳細なヘルプが提供されます。

    inter-server-sync import -h

3. データベース接続設定

データベース接続設定は/etc/rhn/rhn.confからデフォルトでロードされます。 プロパティファイルの場所はパラメータ--serverConfigで上書きできます。

4. 既知の制限事項

  • ソースサーバとターゲットサーバは同じバージョンである必要がある。

  • エクスポートとインポートの組織名は同じである必要がある。