コンテンツライフサイクルマネージャを使用したアップグレード

管理するSUSE Linux Enterprise Serverクライアントが多数ある場合、コンテンツライフサイクルマネージャーを使用してインプレースアップグレードを自動化できます。

1. アップグレードの準備

クライアントをアップグレードするには、その前に次の準備を行う必要があります。

  • コンテンツライフサイクルプロジェクトの作成

  • アクティベーションキーの作成

  • 自動インストールのディストリビューションの作成

  • 自動インストールプロファイルの作成

プロシージャ:コンテンツライフサイクルプロジェクトの作成
  1. ディストリビューション用のコンテンツライフサイクルプロジェクトを作成します。

    詳細については、コンテンツライフサイクル管理を参照してください。

  2. プロジェクトの名前は、短いがわかりやすい名前にします。

  3. ディストリビューションに必要なソースチャンネルモジュールをすべて含めます。

  4. 必要に応じてフィルタを追加し、1つ以上の環境を設定します。

プロシージャ:アクティベーションキーの作成
  1. ディストリビューション用のアクティベーションキーを作成します。

    詳細については、アクティベーションキーを参照してください。

  2. フィルタされたプロジェクトチャンネルのすべてがアクティベーションキーに含まれていることを確認します。

プロシージャ:自動インストール可能なディストリビューションの作成
  1. 移行するベースチャンネルごとに自動インストールのディストリビューションを作成します。

    詳細については、自動インストール可能なディストリビューションを参照してください。

  2. コンテンツライフサイクルプロジェクトの名前を表すディストリビューションラベルを付けます。

  3. 使用しているSLESのバージョンを`Installer Generation`フィールドで選択します。

プロシージャ:自動インストールプロファイルの作成
  1. アップグレードするディストリビューションおよびサービスパックごとに自動インストールプロファイルを作成します。

    詳細については、自動インストールプロファイルを参照してください。

  2. プロファイルで変数を使用して、異なるライフサイクル環境を区別できます。

自動インストールプロファイルの例については、 https://github.com/SUSE/manager-build-profiles/tree/master/AutoYaST.を参照してください。

インプレースアップグレードを自動化するための自動インストールプロファイルでこれらの次の変数を使用します。

Listing 1. 例:自動インストールプロファイルで使用する変数
registration_key=1-15sp1-demo-test
org=1
channel_prefix=15sp1-demo-test
distro_label=15sp1-demo-test
Listing 2. 例:自動インストールプロファイルで使用するエントリ
 <listentry>
     <ask_on_error config:type="boolean">true</ask_on_error>
     <media_url>https://$redhat_management_server/ks/dist/child/$channel_prefix-sle-module-web-scripting15-sp1-pool-x86_64/$distro_label</media_url>
     <name>$channel_prefix SLE-Module-Web-Scripting15-SP1 Pool for x86_64 </name>
     <product>Web Scripting Module 15 SP1 x86_64 Pool</product>
</listentry>

2. アップグレード

サーバをアップグレードする準備ができたら、クライアントをプロビジョニングできます。

プロシージャ:クライアントのプロビジョニング
  1. SUSE Multi-Linux ManagerのWeb UIで、システム  システム一覧に移動し、プロビジョニングするクライアントを選択してシステムセットマネージャに追加します。

  2. システム  システムセットマネージャ  概要に移動し、`Provisioning`タブをクリックします。

  3. 使用する自動インストールプロファイルを選択します。

PXEを使用できるクライアントについては、プロビジョニングが完了すると、移行が自動的に行われます。 他のすべてのクライアントについては、Cobblerを使用してアップグレードを実行できます。

プロシージャ:クライアントをアップグレードするためのCobblerの使用
  1. コマンドプロンプトで、rootとして、コンテナ内でシェルに移動し、次のコマンドを実行します。

    mgrctl term
  2. 利用可能なCobblerプロファイルを確認してください:

    cobbler profile list
  3. 選択したプロファイルおよびディストリビューションでISOファイルを構築します。

    cobbler buildiso --iso=/tmp/SLE_15-sp1.iso --profiles=SLE_15-sp1:1:Example --distro=SLE_15-sp1

クライアントのプロビジョニングにCD-ROMを使用する方法についての詳細は、CD-ROMまたはUSBメモリを使用してインストールするを参照してください。