Debianクライアントの登録
このセクションでは、Debianオペレーティングシステムを実行しているクライアントの登録について説明します。
ブートストラップは、初期状態の実行およびプロファイルの更新のためにDebianクライアントで使用できます。
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1. 登録の準備
DebianクライアントをSUSE Multi-Linux Managerサーバに登録するには、その前に準備が必要です。
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DNSが正しく設定されていることを確認し、クライアントのエントリを提供します。 または、適切なエントリを使用して、SUSE Multi-Linux Managerサーバとクライアントの両方で /etc/hostsファイルを設定できます。
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クライアントは、登録する前にSUSE Multi-Linux Managerサーバと日時が同期されている必要があります。 
2. ソフトウェアチャンネルの追加
DebianクライアントをSUSE Multi-Linux Managerサーバに登録する前に、必要なソフトウェアチャンネルを追加して同期する必要があります。
| 次のセクションでは、 | 
このプロシージャで必要な製品は次のとおりです。
| OSバージョン | 製品名 | 
|---|---|
| Debian 12 | Debian 12 | 
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SUSE Multi-Linux ManagerのWeb UIで、に移動します。 
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検索バーを使用してクライアントのオペレーティングシステムおよびアーキテクチャに適切な製品を探し、適切な製品にチェックを付けます。 こうすることによって、すべての必須チャンネルに自動的にチェックが付きます。 また、 include recommendedトグルがオンになっている場合、すべての推奨チャンネルにもチェックが付きます。 矢印をクリックして関連製品の一覧を表示し、必要な追加製品にチェックが付いていることを確認します。
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製品の追加をクリックし、製品の同期が完了するまで待機します。 
または、コマンドプロンプトでチャンネルを追加できます。 このプロシージャで必要なチャンネルは次のとおりです。
| OSバージョン | 製品名 | 
|---|---|
| Debian 12 | debian-12-pool-amd64 | 
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SUSE Multi-Linux Managerコンテナホストのコマンドプロンプトで、 root として、適切なチャンネルを追加します。 mgrctl exec -- mgr-sync add channel <channel_label_1> mgrctl exec -- mgr-sync add channel <channel_label_2> mgrctl exec -- mgr-sync add channel <channel_label_n>
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同期は自動的に開始されます。 チャンネルを手動で同期する場合、次のコマンドを使用します。 mgrctl exec -- mgr-sync sync --with-children <channel_name>
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続行前に、同期が完了していることを確認してください。 
3. 同期ステータスの確認
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SUSE Multi-Linux ManagerのWeb UIで、に移動し、[ 製品]タブを選択します。 このダイアログには、同期中の各製品の完了バーが表示されます。
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代わりに、に移動し、リポジトリに関連付けられているチャンネルをクリックします。 [ リポジトリ]タブに移動し、[同期]をクリックし、[同期状態]をクリックします。
To list available logs before tailing, on the container host, run the following command:
mgrctl exec ls /var/log/rhn/reposync/
SUSE Multi-Linux Managerコンテナホストのコマンドプロンプトで、rootとして、チャンネルログファイルの同期を確認します。
mgrctl exec -ti -- tail -f /var/log/rhn/reposync/<channel-label>.log
同期の進行中に各子チャンネルは独自のログを生成します。 同期が完了したことを確認するには、ベースチャンネルと子チャンネルのログファイルをすべて確認する必要があります。
| Debianチャンネルは非常に大きいことがあります。 同期に数時間かかる場合があります。 | 
4. GPGキーの管理
クライアントではGPGキーを使用して、ソフトウェアパッケージをインストールする前にパッケージ認証の確認が行われます。 信頼されているソフトウェアのみクライアントにインストールできます。
| クライアントのセキュリティにとってGPGキーを信頼することは重要です。 必要かつ信頼できるキーを決定するのは管理者のタスクです。 GPGキーが信頼されていない場合、ソフトウェアチャンネルは使用できないため、クライアントにチャンネルを割り当てるかどうかは、キーを信頼するかどうかによって決まります。 | 
GPGキーの詳細については、GPGキーを参照してください。
| Debianクライアントをインストールするには、複数のGPGキーが必要な場合があります。 | 
サードパーティのDebianリポジトリを同期する場合は、適切なGPGキーをサーバにインポートする必要があります。 GPGキーがない場合、同期は失敗します。
Debianリポジトリの場合、メタデータのみが署名されます。 したがって、ソフトウェアチャンネルのGPGキーをインポートする必要はありません。 パッケージはUyuniによって再署名されません。
SUSE Multi-Linux ManagerサーバにすでにインポートされているGPGキーを確認するには、次のコマンドを実行します。
mgrctl exec -- gpg --homedir /var/lib/spacewalk/gpgdir --list-keys
新しいGPGキーをインポートするには、次のコマンドを実行します。
mgradm gpg add <filename>.gpg
5. rootアクセス
DebianのrootユーザはデフォルトでSSHアクセスが無効になっています。
標準ユーザを使用してオンボードできるようにするには、sudoersファイルを編集する必要があります。
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クライアントで、 sudoersファイルを編集します。sudo visudo この行を sudoersファイルの末尾に追加してsudoアクセス権をユーザに付与します。 Web UIでクライアントをブートストラップしているユーザの名前で<user>を置き換えます。<user> ALL=NOPASSWD: /usr/bin/python, /usr/bin/python2, /usr/bin/python3, /var/tmp/venv-salt-minion/bin/python 
| このプロシージャによりrootアクセス権が付与されます。クライアントの登録に必要なパスワードは不要です。 クライアントは正常にインストールされると、root特権で実行されるため、アクセス権は不要です。 クライアントを正しくインストールした後、 | 
6. クライアントの登録
クライアントを登録するには、ブートストラップリポジトリが必要です。 デフォルトでは、ブートストラップリポジトリは自動的に作成され、すべての同期製品に対して毎日再生成されます。 コンテナホストのコマンドプロンプトからブートストラップリポジトリを手動で作成できます。
mgrctl exec -ti mgr-create-bootstrap-repoクライアントの登録については、クライアントの登録を参照してください。