クライアントの接続メソッド

SUSE Multi-Linux Managerサーバがクライアントと通信する接続メソッドは3つあります。これらはSaltプロトコルに基づきます。

使用するSalt接続メソッドは、クライアントのタイプおよびネットワークアーキテクチャによって決まります。

デフォルト

特別なユーザニーズがない限り、この接続メソッドを推奨します。 デフォルトでは、Saltバンドル実装が配備されます。 詳細については、デフォルトの接続メソッドを参照してください。

SSH Push

ネットワークの制限のためにクライアントがサーバとの接続を確立できない場合にのみ有用です。Salt Bundleでのみサポートされます。この接続メソッドには重大な制限があります。詳細については、SSH Push接続メソッドを参照してください。

SSH Push (トンネル使用)

SSH Pushと同じですが、セキュリティ保護された通信トンネルを使用します。詳細については、SSH Push (トンネル使用)接続メソッドを参照してください。

Salt通信ソフトウェアのオプションの実装:

Salt Bundle (venv-salt-minion)

Salt Bundleは、Salt Minion、Python 3、必須のPythonモジュール、およびライブラリが含まれている1つのバイナリパッケージです。

詳細については、Salt Bundleを参照してください。

Salt Minion (salt-minion)

クライアントシステムにインストールされているSaltソフトウェアであり、一般的にはSUSE Multi-Linux Managerでサポートされなくなりました。 必要に応じてSUSE Linux Enterprise 15クライアントおよび派生製品(SLE Microなど)にブートストラップのみの目的でインストールできます。 その後、ブートストラップ中にvenv-salt-minionに置き換えられます。

いわゆる従来の接続プロトコルは、SUSE Multi-Linux Manager 5.0以降ではサポートされなくなりました。SUSE Multi-Linux Manager 4から5にアップグレードする前に、従来のプロキシを含む既存の従来のクライアントをSaltに移行するか、Saltプロキシで置き換える必要があります。

従来のSUSE Multi-Linux Manager 4クライアントからSaltクライアントへの移行の詳細については、https://documentation.suse.com/suma/4.3/en/suse-manager/client-configuration/contact-methods-migrate-traditional.htmlを参照してください。