仮想ホストマネージャおよびGoogle Compute Engine

仮想ホストマネージャ(VHM)を使用して、Google Compute Engine (GCE)からインスタンスを収集できます。

VHMを使用すると、SUSE Managerは、使用している仮想マシンに関する情報を取得して報告できます。 VHMの詳細については、仮想ホストマネージャを参照してください。

1. 前提条件

作成したVHMは、GCE VMにアクセスするために、正しいパーミッションが割り当てられている必要があります。

Googleクラウドプラットフォームのアカウントに管理者としてログインし、クラウドのIDおよびアクセス管理(IAM)ツールを使用して、サービスアカウントに適切なロールがあることを確認してください。

2. GCE VHMの作成

仮想ホストマネージャ(VHM)はSUSE Managerサーバ上で動作します。

VHMを実行するには、SUSE Managerサーバでポート443がオープンになっていて、クライアントにアクセスする必要があります。

virtual-host-gatherer-libcloudパッケージをSUSE Managerサーバにインストール済みであることを確認してください。

開始する前に、GCEパネルにログインし、証明書ファイルをダウンロードします。 このファイルをSUSE Managerサーバにローカルに格納し、パスをメモします。

プロシージャ: GCE VHMの作成
  1. SUSE ManagerのWeb UIで、システム  仮想ホストマネージャに移動します。

  2. 作成をクリックし、ドロップダウンメニューから[Google Compute Engine]を選択します。

  3. Add a Google Compute Engine Virtual Host Manager](Google Compute Engineの仮想ホストマネージャの追加)セクションで、次のパラメータを使用します。

    • ラベル]フィールドにVHMのカスタム名を入力します。

    • Service Account Email](サービスアカウントメール)フィールドに、サービスアカウントに関連付けられているメールアドレスを入力します。

    • Cert Path](証明書のパス)フィールドに、GCEパネルからダウンロードしたキーへのSUSE Managerサーバのローカルパスを入力します。

    • プロジェクトID]フィールドに、GCEインスタンスで使用するプロジェクトIDを入力します。

    • Zone](ゾーン)フィールドに、VMが存在するゾーンを入力します。 これは、サブスクリプションマッチングを動作させるために必要です。

  4. 作成をクリックして変更を保存し、VHMを作成します。

  5. 仮想ホストマネージャ]ページで、新しいVHMを選択します。

  6. プロパティ]ページで、データの更新をクリックし、新しいVHMを評価します。

評価されたオブジェクトおよびリソースを表示するには、システム  システム一覧  仮想システムに移動します。

3. パーミッションの割り当て

パーミッションが正しく設定されていない場合、virtual-host-gathererを実行すると次のようなエラーが発生する場合があります。

ERROR:(エラー:){'domain': 'global', 'reason': 'forbidden', 'message': "Required 'compute.zones.list' permission for 'projects/project-id'"}
ERROR:(エラー:)Could not connect to the Google Compute Engine Public Cloud using specified credentials.(指定した資格情報を使用してGoogle Compute Engineのパブリッククラウドに接続できませんでした。)

正しい資格情報を判断するには、SUSE Managerサーバのプロンプトで次のコマンドを実行します。

virtual-host-gatherer -i input_google.json -o out_google.json -vvv

input_google.jsonファイルには次の情報が含まれています。

[
    {
         "id": "google_vhm",
         "module": "GoogleCE",
         "service_account_email": "mail@example.com",
         "cert_path": "secret-key",
         "project_id": "project-id",
         "zone": "zone"
     }
 ]

4. GCE UUID

Googleパブリッククラウドで実行されているインスタンスは、このUUIDをSUSE Managerサーバに報告できます。

152986662232938449