YAMLのカスタム設定とmgradmを使用した配備

カスタムのmgradm.yamlファイルを作成し、配備時にmgradmツールでこのファイルを利用することができます。

コマンドラインパラメータまたはmgradm.yaml設定ファイルで基本的な変数が指定されていない場合、mgradmによって入力を求められます。

セキュリティのため、コマンドラインパラメータを使用してパスワードを指定するのは避けることをお勧めします。代わりに、適切なパーミッションで設定ファイルを使用します。

プロシージャ: カスタム設定ファイルを使用してPodmanでSUSE Managerコンテナを配備する
  1. 次の例のようなmgradm.yamlという名前の設定ファイルを準備します。

    # データベースのパスワード。デフォルトでランダムに生成されます
    db:
      password: MySuperSecretDBPass
    
    # CA証明書のパスワード
    ssl:
      password: MySuperSecretSSLPassword
    
    # SUSEカスタマーセンターの資格情報
    scc:
      user: ccUsername
      password: ccPassword
    
    # 組織名
    organization: YourOrganization
    
    # 通知を送信する電子メールアドレス
    emailFrom: notifications@example.com
    
    # 管理者アカウントの詳細
    admin:
      password: MySuperSecretAdminPass
      login: LoginName
      firstName: Admin
      lastName: Admin
      email: email@example.com
  2. 端末からrootとして次のコマンドを実行します。サーバのFQDNの入力はオプションです。

    mgradm -c mgradm.yaml install podman <FQDN>

    コンテナはsudoまたはrootとして配備する必要があります。このステップを省略すると、端末に次のエラーが表示されます。

    INF Setting up uyuni network
    9:58AM INF Enabling system service
    9:58AM FTL Failed to open /etc/systemd/system/uyuni-server.service for writing error="open /etc/systemd/system/uyuni-server.service: permission denied"
  3. 配備が完了するまで待ちます。

  4. ブラウザを開き、FQDNまたはIPアドレスの入力に進みます。

このセクションでは、YAMLのカスタム設定を使用してSUSE Manager 5.0サーバコンテナを配備する方法について学びました。