HTTP Strict Transport Security
HTTP Strict Transport Security (HSTS)は、プロトコルダウングレード攻撃やクッキーハイジャックなどの中間者攻撃からWebサイトを保護するのに役立つポリシーメカニズムです。
SUSE ManagerではHSTSを有効にできます。SUSE Managerサーバに対して有効にするには、次の手順に従います。
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/etc/apache2/conf.d/zz-spacewalk-www.conf
を編集します。 -
# Header always set Strict-Transport-Security "max-age=63072000; includeSubDomains"
行のコメントを解除します。 -
systemctl restart apache2
を使用してApacheを再起動します。
SUSE Managerプロキシに対して有効にするには、次の手順に従います。
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/etc/apache2/conf.d/spacewalk-proxy.conf
を編集します。 -
# Header always set Strict-Transport-Security "max-age=63072000; includeSubDomains"
行のコメントを解除します。 -
systemctl restart apache2
を使用してApacheを再起動します。
重要: SUSE Managerで生成されたデフォルトのSSL証明書または自己署名証明書を使用してHSTSを有効にすると、このような証明書に署名するために使用されたCAがブラウザによって信頼されていない限り、ブラウザはHTTPSを使用した接続を拒否します。
SUSE Managerで生成されたSSL証明書を使用している場合は、http://<SERVER-HOSTNAME>/pub/RHN-ORG-TRUSTED-SSL-CERT
にあるファイルをすべてのユーザのブラウザにインポートすることでこの証明書を信頼することができます。