パブリッククラウド(BYOS)のデータ用に別のディスクを使用してSUSE Managerをセットアップする
問題:
SUSE Manager のセットアップ中にサービスを再起動すると、エラーが発生します。
Tomcatを再起動するとセットアップに失敗します。
理由:
SUSE Managerが、キャッシュ、pgsql、spacewalkに個別のディスクを使用してセットアップされている場合、これらのパーティション内の既存のデータは、新しいマウントポイントの下でカバーされます。
このため、tomcatなどの特定のサービスのデータは、シンボリックリンクの破損により失われます。
クラウドのSUSE Managerインスタンスにはすでにいくつかのサービスがセットアップされているため、セットアップ中にデータが利用できなくなると、サービスが期待どおりに再起動されません。 このため、セットアップは失敗します。
存在する実際のデータ:
再作成する方法:
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AWSでプロビジョニングされたSUSE Managerサーバは、BYOSに関連するAMIを使用します。
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spacewalk、PostgreSQL、キャッシュ用にストレージを分離します。 パーティションのサイズは、同期するリポジトリによって異なります。
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yast2 susemanager_setup
を使用してSUSE Managerをセットアップします。
解決策:
この問題を解決または回避するには、以下の手順に従って、基礎となるパーティションのデータを新しいパーティションにコピーします:
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バックアップパーティションを作成します。
mkdir /bkp
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影響を受けるパーティション(/var/cacheなど)をアンマウントします。
umount /var/cache
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パーティション内の基礎となるデータを確認してください。 これにより、ディレクトリに存在する実際のデータがリストされます。
ls -l /var/cache
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ステップ1で作成したバックアップパーティションにデータをコピーします。
cp -prav /var/cache/* /bkp/
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オプション1または2を使用してパーティションを再度マウントします。
(オプション1) /dev/nvme0nxx /var/cache (オプション2) mount -a (/etc/fstabにエントリがある場合)
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ステップ4でバックアップしたデータをマウントされたパーティションにコピーします。
cp -prav /bkp/* /var/cache/
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データが存在することを確認します。
ls -l /var/cache/
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SUSE Managerのセットアップを繰り返します。
yast2 susemanager_setup
結論:
個別のデータパーティションがあるパブリッククラウドでSUSE Managerを使用する場合は、それらのディレクトリ内の既存のデータが新しいパーティションにコピーされていることを確認してください。