SUSE Manager 4.3サーバのインストール

SUSE Managerは、SUSE Linux Enterprise製品ファミリ内のSUSE製品です。 このセクションでは、SUSE Linux EnterpriseインストールメディアからSUSE Managerサーバをインストールする方法について説明します。 このトピックでは、SUSE Customer Centerで有効な組織資格情報がすでにあり、「SUSE Manager Lifecycle Management+」サブスクリプションからなどの、SUSE Managerの登録コードを取得済みであることを前提としています。

SUSE Customer Centerを使用して登録し、SUSE Customer Centerから組織の資格情報を取得し、インストールメディアを取得する方法については、一般的な要件を参照してください。

SUSE Managerをインストールする前に、物理マシンまたは仮想マシンに、十分なディスク容量とRAMがあることを確認してください。そのためには、ハードウェア要件で要件を確認します。

  • SUSE Managerをインストールするための推奨される方法は、Unified Installerを使用したSUSE Linux Enterpriseインストールメディアからの方法です。

  • SUSE Managerイメージが利用可能なパブリッククラウドにSUSE Managerをインストールする場合は、そのイメージを使用します。 詳細については、Public Cloud Guideを参照してください。

  • SUSE Managerイメージが利用できないパブリッククラウドにSUSE Managerをインストールする場合は、SUSE Linux Enterprise Server 15 SP4から開始して、基本製品をSUSE Manager 4.3に切り替えることができます。 詳細については、SUSE Managerイメージを使用して仮想マシン環境でSUSE Managerをインストールするを参照してください。

1. SUSE Managerをインストールする

プロシージャ: DVDイメージからSUSE Managerサーバにインストールする
  1. Unified Installerを使用してシステムを起動します。 起動に失敗した場合、BIOSで起動順序を調整する必要がある場合があります。

  2. プロンプトが表示されたら、[インストール]を選択します。

  3. Language, Keyboard and Product Selection](言語、キーボードおよび製品の選択)画面で、[SUSE Managerサーバ]チェックボックスにチェックを付け、次へをクリックします。

  4. エンドユーザのライセンス条項を読んで同意し、次へをクリックします。

  5. 登録]画面で、[Register System via scc.suse.com](scc.suse.comでシステムを登録する)チェックボックスにチェックを付け、SUSE Customer Centerの資格情報を入力し、次へをクリックします。

  6. Extension and Module Selection](拡張機能とモジュールの選択)画面で、必要な追加拡張機能またはモジュールを選択し、次へをクリックします。 必須のモジュールは事前に選択されていて、無効にはできません。

  7. オプション: [Add On Product](アドオン製品)画面で、必要な追加またはアドオン製品を選択し、次へをクリックします。 SUSE Managerにその他のワークロードを実行しないことをお勧めします。 ハードウェアベンダのドライバリポジトリなど確実に必要なアドオンのみを使用します。

  8. System Role](システムロール)画面で、[SUSE Managerサーバ]チェックボックスにチェックを付け、次へをクリックします。

  9. Suggested Partitioning](推奨パーティション設定)画面でデフォルト値を受け入れるか、Guided Setup(ガイド付き設定)オプションまたはExpert Practitioner(エクスパートプラクティショナー)オプションを使用してパーティション設定モデルをカスタマイズし、次へをクリックします。

  10. Clock and Time Zone](クロックとタイムゾーン)画面で、地域とタイムゾーンを入力し、次へをクリックします。

  11. Local Users](ローカルユーザ)画面で、新しいユーザを作成し、次へをクリックします。

  12. システム管理者 "root"]画面で、 "root"ユーザを作成し、次へをクリックします。

  13. Installation Settings](インストール設定)画面で設定を確認します。

  14. Installation Settings](インストール設定)画面で、インストールをクリックします。

デフォルトのSUSE Managerサーバインストールでは、グラフィカルデスクトップ環境は有効ではありません。SUSE ManagerサーバのグラフィカルインターフェースでYaSTなどの設定ツールをローカルに実行する場合、[ソフトウェア]をクリックし、[X Window System](X Windowシステム)パターンを選択します。

インストール手順を完了したら、必要なすべてのモジュールがあるかどうかを確認できます。そのためには、コマンドプロンプトでSUSEConnect --status-textコマンドを使用します。 SUSE Managerサーバでは、必要なモジュールは以下のとおりです。

  • SUSE Linux Enterprise Serverベースシステムモジュール

  • Python 3 Module

  • Server Applications Module

  • Web and Scripting Module

  • SUSE Managerサーバモジュール

SUSE Managerサーバのインストールが完了したら、使用できるように設定する必要があります。 詳細については、SUSE Managerのサーバ設定を参照してください。