サーバ - YaSTを使用したマイナーバージョンのアップグレード

YaSTを使用してアップグレードを実行するには、オンライン移行ツールを使用します。

YaSTでオンライン移行ツールを使用できない場合、yast2-migrationパッケージおよび必要なすべてのパッケージをインストールします。 インストール後、YaSTを再起動し、ツールをYaSTで使用できることを確認してください。

プロシージャ: YaSTを使用したアップグレード
  1. コマンドプロンプトからrootとしてspacewalkサービスが実行されていないことを確認します。

    spacewalk-service stop
  2. YaSTオンライン移行ツールを起動します。

    yast2 migration

    古い更新がある場合、YaSTは、まずその更新のインストールを求める通知をします。 移行を実行する前に、すべてのパッケージ更新をインストールする必要があります。 詳細については、サーバ - パッチレベルのアップグレード(Zアップグレード)を参照してください。

    YaSTは、可能な移行ターゲットと詳細を表示します。

  3. 適切なターゲットを選択し、プロンプトに従って移行を実行します。

  4. サーバを再起動します。

  5. 再起動するとき、SUSE Manager spacewalkサービスは、PostgreSQLデータベースのバージョン 14への移行が完了するまで実行されません。 テキストコンソールにrootとしてログインします。 4.1または4.2から4.3にアップグレードする場合は、データベース移行スクリプトを実行します。

    /usr/lib/susemanager/bin/pg-migrate-x-to-y.sh
  6. spacewalkサービスが実行されていることを確認します。

    spacewalk-service start

    spacewalk-schema-upgradeは不要になりました。 これは、spacewalk-service startの実行中に自動的に実行されます。

アップグレード中、YaSTは、推奨パッケージをすべてインストールします。 そのため、システムのインストールサイズが大幅に増加する可能性があります。 必須のパッケージのみをインストールするには、/etc/zypp/zypp.conf設定ファイルを開き、次の変数を設定します。

solver.onlyRequires = true
installRecommends = false

今後のすべてのパッケージ操作の動作が変更されます。