設定のスナップショット
スナップショットは、設定時点でのクライアントのパッケージプロファイル、設定ファイル、およびSUSE Manager設定を記録します。 古いスナップショットにロールバックして、前の設定に戻すことができます。
スナップショットは、従来のクライアントでのみサポートされます。 Saltクライアントでは、この機能をサポートしていません。 |
スナップショットは、一部のアクション実行後に自動的に取得されます。 いつでもスナップショットを手動で取得することもできます。 クライアントで元に戻せないかもしれないアクションを実行する前に、その時点のスナップショットがあることを確認することをお勧めします。
スナップショットはデフォルトで有効になっています。 自動スナップショットは無効にできます。そのためには、rhn.conf
設定ファイルのenable_snapshots=0
を設定します。
スナップショットを管理するには、
に移動して、管理するクライアントを選択します。 選択したクライアントで現在のスナップショットをすべて一覧表示するには、 タブに移動します。 スナップショットに記録された変更の詳細を表示するには、スナップショットの名前をクリックします。 タブでサブタブを使用して、選択したスナップショットにロールバックした変更を表示できます。-
グループメンバーシップ
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チャンネルサブスクリプション
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インストールされたパッケージ
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設定チャンネルサブスクリプション
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設定ファイル
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スナップショットタグ
スナップショットを使用して、クライアントに対するほとんどの変更をロールバックできますが、すべてではありません。 たとえば、複数の更新はロールバックできません。また、製品の移行はロールバックできません。 クライアントでアップグレードを実行する前に、必ずバックアップを取ってください。 |
1. スナップショットタグ
スナップショットタグを使用すると、わかりやすい説明をスナップショットに追加できます。 タグを使用して、動作したことがわかっている最後の設定、成功したアップグレードなどスナップショットに関する追加情報を記録できます。
スナップショットタグを管理するには、システムタグの作成
]をクリックし、説明を入力し、現在のスナップショットにタグ付けボタンをクリックします。
2. 大規模インストールのスナップショット
SUSE Managerで保持できるスナップショットの上限数はありません。 つまり、クライアント、パッケージ、チャンネル、および設定変更を追加すると、スナップショットを保存するデータベースが大きくなります。
数千のクライアントを含む大規模インストールがある場合、古いスナップショットを定期的に削除するように、SUSE Manager APIを使用して、繰り返しスケジュールに繰り返しクリーンアップスクリプトを使用できます。 または、この機能を無効にできます。そのためには、enable_snapshots=0
(rhn.conf
設定ファイル内)を設定します。