セットアップウィザード

SUSE Managerのインストールを完了したら、セットアップウィザードを使用して、最後の数ステップを実行できます。 セットアップウィザードを使用すると、HTTPプロキシ、組織の資格情報、およびSUSE製品を設定できます。

セットアップウィザードは、SUSE ManagerのWeb UIに初めてログインしたときにデフォルトで表示されます。 セットアップウィザードに直接アクセスできます。そのためには、管理  セットアップウィザードに移動します。

1. HTTPプロキシの設定

SUSE Managerは、プロキシを使用してSUSE Customer Center (SCC)またはその他のリモートサーバに接続できます。 [HTTPプロキシ]タブに移動し、プロキシを設定します。

プロキシのホスト名を指定する必要があります。 構文<hostname>:<port>を使用します。 例: <example.com>:8080

各フィールドをクリアしてプロキシの使用を無効にできます。

SUSE Managerプロキシのユーザ名またはパスワードを選択するとき、@または:を含めないでください。 これらの文字は予約されています。

2. 組織の資格情報の設定

SUSE Customer Centerアカウントは、組織の管理アカウントに関連付けられています。 SUSE Customer Centerのアクセス権を組織内のその他のユーザと共有できます。 [組織の資格情報]タブに移動し、組織内のユーザにSUSE Customer Centerアカウントへのアクセス権を付与します。

Add a new credential(新しい資格情報の追加)をクリックし、アクセス権が付与されるユーザのユーザ名およびパスワードを入力し、保存をクリックします。 新しい資格情報カードは、アクセス権付が付与されるユーザに表示されます。 カード上の次のボタンを使用してアクセス権を編集または取り消します。

  • 資格情報の検証状態を確認します(緑のチェックまたは赤のバツ印のアイコン)。 SCCで資格情報を再確認するには、アイコンをクリックします。

  • サーバ間の同期用のプライマリ資格情報を設定します(黄色の星印のアイコン)。

  • 特定の資格情報と関係のあるサブスクリプションをリストします(リストアイコン)。

  • 資格情報を編集します(鉛筆のアイコン)。

  • 資格情報を削除します(ゴミ箱のアイコン)。

3. 製品の設定

SUSEサブスクリプションがあると、ある範囲の製品にアクセスできます。 [製品]タブに移動し、使用できる製品をブラウズし、SUSE ManagerとSUSE Customer Centerの同期を取ります。

フィルタを使用すると、説明またはアーキテクチャごとに製品を検索できます。

リストは製品名ごとに整理されており、サブスクリプションのある製品が一番上に表示されます。 無料で入手できる製品がリストの最後に表示されます。 各製品について、その製品で使用できるアーキテクチャを確認できます。 製品名の横にある矢印をクリックし、関連付けられているチャンネルおよび拡張機能を表示します。 チャンネルアイコンをクリックし、各製品に関連付けられているチャンネルの一覧を表示します。

SUSE Linux Enterprise 15以上に基づく製品では、必要なパッケージのみ同期するのか推奨製品も含めるのかのどちらかを選択できます。 推奨を含めるスイッチをオンに切り替えるとすべての製品が同期され、オフに切り替えると必要な製品のみが同期されます。

同期する製品をさらに調整できます。そのためには、個々の製品を選択または選択解除します。

選択を完了したら、製品の追加更新をクリックして同期をスケジュールします。

各製品の同期の進捗は、製品名の横の進捗状況バーに表示されます。 選択した製品によっては、同期に最長数時間かかる場合があります。 同期が完了すると、新しい製品はSUSE Managerで使用できるようになります。

同期に失敗する場合、サードパーティのGPGキーまたは会社のファイアウォールがダウンロードサーバへのアクセスをブロックしていることが原因である可能性があります。 エラーの通知詳細を確認してください。 製品同期のトラブルシューティングの詳細については、同期のトラブルシューティングを参照してください。