Nutanixによる仮想化

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SUSEはNutanixエコシステムパートナーで、SUSE Managerは"Nutanix AHV integrated"カテゴリでNutanix対応の認証を取得しています。

Nutanixの統合の詳細については、https://www.nutanix.com/partners/technology-alliances/suseを参照してください。

SUSE ManagerではNutanix AHV仮想マシンを使用できます。そのためには、仮想ホストマネージャ(VHM)を設定します。 まず、SUSE ManagerサーバでVHMを設定し、使用できるVMホストを評価する必要があります。

1. VHMの設定

仮想ホストマネージャ(VHM)はSUSE Managerサーバ上で動作します。

virtual-host-gatherer-NutanixパッケージをSUSE Managerサーバにインストール済みであることを確認してください。

VHMを実行するには、SUSE Managerサーバでポート9440がオープンになっていて、Nutanix Prism Element APIにアクセスする必要があります。

プロシージャ: Nutanix VHMの作成
  1. SUSE ManagerのWeb UIで、システム  仮想ホストマネージャに移動します。

  2. 作成をクリックし、[Nutanix AHV]を選択します。

  3. Add a Nutanix AHV Virtual Host Manager](Nutanix AHV仮想ホストマネージャの追加)セクションで、次のパラメータを使用します。

    • ラベル]フィールドにVHMのカスタム名を入力します。

    • ホスト名]フィールドに、完全修飾ドメイン名(FQDN)またはホストIPアドレスを入力します。

    • ポート]フィールドに、使用するPrism Element APIポートを入力します(9440など)。

    • ユーザ名]フィールドに、VMホストに関連付けられているユーザ名を入力します。

    • パスワード]フィールドに、VMホストユーザに関連付けられているパスワードを入力します。

  4. 作成をクリックして変更を保存し、VHMを作成します。

  5. 仮想ホストマネージャ]ページで、新しいVHMを選択します。

  6. プロパティ]ページで、データの更新をクリックし、新しいVHMを評価します。

評価されたオブジェクトおよびリソースを表示するには、システム  システム一覧  仮想システムに移動します。

HTTPSを使用してブラウザからNutanix Prism APIサーバに接続すると、無効な証明書エラーがログされる場合があります。 このエラーが発生すると、仮想ホストマネージャからのデータの更新は失敗します。 Nutanix APIサーバでは、(自己証明書ではなく)有効なSSL証明書が必要です。

Nutanix SSL証明書にカスタムCA認証局を使用している場合、カスタムCA証明書をSUSE Managerサーバの/etc/pki/trust/anchorsにコピーします。 証明書を再度信頼します。そのためには、コマンドラインでupdate-ca-certificatesコマンドを実行し、spacewalkサービスを再起動します。

VHMが作成されて設定されると、Taskomaticは、データ収集を自動的に実行します。 データ収集を手動で実行する場合、システム  仮想ホストマネージャに移動し、適切なVHMを選択してデータの更新をクリックします。

APIを使用してVHMに接続して仮想ホストの情報をリクエストできるvirtual-host-gathererというツールがSUSE Managerに付属しています。 virtual-host-gathererは、オプションモジュールの概念を維持していて、各モジュールが特定のVHMを有効にします。 このツールは、Taskomaticによって毎晩自動的に呼び出されます。 virtual-host-gathererツールのログファイルは/var/log/rhn/gatherer.logにあります。