アップグレードの概要

更新: 2024-05-06

SUSE Managerには3つのメインコンポーネントがあります。これらはすべて定期的な更新が必要です。 このガイドは、SUSE Managerサーバ、プロキシ、クライアント、および基盤となるコンポーネント(データベースなど)の更新について説明しています。

自動化できるアップグレードもありますが、手動で実行する必要があるアップグレードもあります。

このガイドは始めから終わりまで読みとおすことを意図していません。 そうではなく、アップグレードするコンポーネントに移動し、アップグレードするバージョンを特定してください。

SUSE Managerは、X.Y.Zバージョン設定スキーマを使用します。 必要なアップグレードプロシージャを判別するには、バージョン番号のどの部分が変更されるかを確認してください。

以下のバージョン番号は単なる例です。 最新の利用可能なオプションとしてそれらを理解しないでください。 SUSE は、これらの数値を例示のみに使用します。

メジャーバージョンのアップグレード(Xアップグレード)

メジャーアップグレードは通常、X.YからX + 1.0またはX + 1.1へのアップグレードです。ここで、YはXシリーズの最新のマイナーバージョンです。 例:

  • バージョン3.2から4.0または4.1 (3.2から4.2以降に直接アップグレードすることはサポートされていません)。

マイナーバージョンのアップグレード(Yアップグレード)

マイナーアップグレードとは、次のマイナーバージョン、X.YからX.Y + 1へのアップグレードです。 これは、製品移行、サービスパック移行、またはSP移行と呼ばれることが多いです。 例:

  • 4.2から4.3。

マイナーバージョンの最新のパッチレベルから、または最新のパッチレベルにアップグレードします。

例: 4.2.12 から4.3.8以降。

パッチレベルのアップグレード(Zアップグレード)

同じマイナーバージョン内でのアップグレードです。 これは保守更新(MU)と呼ばれることが多いです。 例:

  • 4.3.7から4.3.8。

SUSE Managerサーバをアップグレードしている場合は、サーバのアップグレードを参照してください。

SUSE Managerプロキシをアップグレードしている場合は、プロキシのアップグレードを参照してください。

クライアントをアップグレードしている場合は、クライアントのアップグレードを参照してください。

サーバのアップグレードに加えてデータベースなどのその他の基盤となるテクノロジをアップグレードする必要があります。 データベースのアップグレードの詳細については、データベースのアップグレードを参照してください。